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港北区版 公開:2014年1月1日 エリアトップへ

県政報告113 課題解決に着実な一歩を 県議会議員民主党・かながわクラブはかりや珠江(たまえ)

公開:2014年1月1日

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 新年の幕明けは気持ちも改まり、清々しい気分になります。

 今年は午年。十二支の7番目で折返しの年に当たります。一年に当てはめると初夏をあらわし、実りの秋に向けて力を蓄える時期。成長から熟成へ転換する年と言われています。将来を見すえ着実に歩みを進める一年にしていきたいものです。

 昨年は、2020年の五輪・パラリンピック東京開催が決まり、「富士山」や「和食」が世界文化遺産に登録されました。また、世界体操選手権で県立岸根高校の白井健三選手が金メダルを獲得する、うれしいニュースもありました。景気も少しずつ上向いているようですが、消費税増税の影響や防災、外交等、心配な課題もあります。

 今年は黒岩県政一期目の最終年です。これまでの取組みがどのように実を結ぶのか、昨年の主な取組みと、新年度の話題を取り上げます。

*25年の黒岩県政

 知事が掲げる「いのち輝くマグネット神奈川」の実現に向け、昨年は国の特区制度を活用した取組みが進みました。

 一つが京浜臨海部を中心にした「ライフイノベーション国際戦略特区」。最先端の技術を活用した医薬品や医療機器産業の国際的な拠点を作り、神奈川の経済発展の起爆剤にしようというものです。昨年10月までに、港北区内の新横浜地区、慶応大学矢上キャンパスを含む17区域が拠点として指定されました。もう一つは「さがみロボット産業特区」。さがみ縦貫道路の沿線地域で、生活支援ロボットの実用化や普及を推し進めるために関連産業を集め、地域の活性化を図るもので、知事は「ロボット産業といえば神奈川と言われるように育てたい」と意欲的です。

 特区に加え、病気になる前の状態=「未病」を治す―にも着手。医食農同源の考え方を活かし、生活習慣や食を見直して病気にならない体を作り「健康寿命日本一」をめざすものです。高齢者の方の「いのち」を輝かせると共に、介護・医療関係の財政負担減少も期待できます。

*財源不足500億円

 26年度は、現時点で500億円の財源不足が見込まれています。昨年も給与を追加減額するなど、財源確保に努めましたが、今年は公債費(県の借金の返済)や医療・介護関係費の増加、老朽化した県有施設の維持修繕費用も加わり、さらに厳しい台所事情です。

 県では、行政運営の透明化を図り、コスト意識を持った行政運営を進めるため、全国にさきがけて「会計」「県公共施設」「県民利用施設」の「見える化」を公表。これらを活用して、施策・事業をさらに厳しく見直していかなければなりません。

 こうした状況下でも、県民の皆さんの「生命と財産を守る」施策は優先的に推進する必要があります。防災・減災対策、多発するストーカー事件やDV、自殺対策など、安心安全を実感できるよう働きかけていきます。

*2020年にむけて

 東京五輪・パラリンピック競技大会の成功に向けて、県では昨年10月に「五輪のための神奈川ビジョン2020推進本部」を立ち上げました。神奈川としてできるだけの支援をすると共に、世界に誇れる神奈川の姿を策定し、世界に発信することが目的です。開催のサポート、観光戦略、スポーツ選手の育成や振興等、オール県庁で取組んでいく方針です。神奈川のスポーツ施策を見直す好機であると同時に、障がい者施策や国際交流、教育等の取組みも期待されます。

 今後具体的なロードマップが示されると思いますが、東京大会の後もその成果が県民の財産として残るよう、中長期の展望をもって臨むべきです。中でも私が気になるのは、子どもの体力・運動能力低下の問題です。県の子どもの体力・運動能力調査によると、近年の最高値である1986年と比べ、体格は良くなっていても体力・運動能力はずっと下回っている状況です。幼児期に体を動かす楽しさを味わうことは、子どもの健康づくりの土台です。

 また障がい者スポーツについても、指導者や施設の不足が指摘されています。体を動かす機会を作ることで、運動機能だけでなく、精神面でも良い変化があるとの報告もあります。7年後の東京大会にとどまらず、神奈川の子どもの体力・運動能力の向上や障がい者のスポーツ環境の充実は、息長く取り組まなければならない課題ではないでしょうか。

 スポーツは選手のみならず、応援する人にも感動や勇気を与えてくれます。東京大会を応援することを通じて、神奈川が輝きを増すようにしていきたいものです。

 未来への期待と課題が並立する県政になると思いますが、今年も県民の方の視点に立った活動を続けていきます。お健やかな1年となりますようお祈り申し上げます。

神奈川県議会議員 はかりや珠江

TEL:045-546-1491
TEL:045-210-7620

http://www.hakariya.org./tamae

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