横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンターが先ごろ、食物アレルギーとアナフィラキシーの講演会を、かながわようちえん会館で行った。
会場には、市内の幼稚園教職員ら約100人が集まり、アレルギー専門医(小児科)・磯崎淳医長の講演に耳を傾けた。園児の約5%は食物アレルギーがあり、玉子、牛乳、小麦が三大原因食物だという。磯崎氏は「皮膚以外の呼吸器や消化器などの症状が出たら危険信号だ」と注意を呼びかけ、「年齢とともに食べられる傾向にあることを知ることも重要」と述べた。
また、アナフィラキシーに対するアドレナリン自己注射「エピペン」の実技研修も実施。インストラクターの免許を持つ同センターの保健師・兼松直子氏が、「腿に5秒ほど打つ。1人ではなく、できれば3人くらいで注射してください」などと説明しながら、デモ機を用いて一人ひとりに指導していた。
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