新横浜町内会 初の震災時トイレ訓練 第一公園に 設置
新横浜町内会(金子清隆会長)は先ごろ、新横浜第一公園で園内に設置されている「震災時仮設トイレ」の訓練を行った。
同トイレは、昨秋、町内会と港北土木事務所が協力して5基設置した(内1基は車椅子利用者が使用できるサイズ)。平常時は管の蓋だけが見えており、震災時に活用する際は、仮設トイレを立ち上がり管を通して下水道管に直結して取り付ける。約500人が使用したら貯留弁をあけ一気に下水道に排水する仕組みになっている。
今回の訓練は設置後初めて実施された。当日は、新横浜1丁目の住民約40人が参加。仮設トイレにテントを張り、500人分の量が溜まったと想定したところで、800リットルの水を実際に流した。
金子会長は「初めて実際にトイレの設置から地元消防団の協力の下、水の排水までを行ってみた。一連の動きが確認できたことは大きな意義があったと思う。シンプルな方法で流せるので万が一のときにも使いやすい」と話していた。
約1万人が在住
新横浜地域には約1万人の住民がいるが(2013年11月時点)、その6割は新横浜1丁目に住んでいる。そのため、食料や飲料水と同程度に必要不可欠となるトイレを域内の公園に新設した。
町内会では今後、2、3丁目でも仮設トイレの設置を進めていく方針だ。
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