港北警察署(久保田信義署長)は4月16日、城南信用金庫日吉下田支店(本藤裕一支店長)へ、振り込め詐欺を未然に防いだとして感謝状を贈呈した。
港北署によると、4月4日に70歳代の女性が同支店を訪れ、窓口で定期預金の解約を申し出たという。高額だったこともあり、窓口で対応した平井晴奈さんが解約理由を尋ねたが、理由がはっきりとしなかったため、浦上博史副支店長へ報告。浦上副支店長が粘り強く聴取した結果、女性が「前日に楽天の社員を名乗る男から『1000万円の株購入権が当たった。代理で購入してくれないか』といった内容の電話があった」と話したことで同署へ通報したという。
昨年、同署管内で発生した振り込め詐欺は53件(被害総額約1億8734万円)で、今年1月から3月までに発生した件数は8件(1430万円)。昨年同時期と比べて件数は変わらないが、約1200万円減少している。こうしたことで同署は「区民の防犯意識が高まってきている結果ではないか」と分析した。
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