県政報告119 認知症への理解 深めましょう 県議会議員民主党・かながわクラブはかりや珠江
初夏を思わせる日が増えました。水分・塩分を上手に補給して熱中症にならないよう気をつけましょう。
さて今回は「認知症」について取上げます。
*認知症はこわい?
年齢を重ねると、「人の名前が出てこない」というような経験が増えてきます。単なる「もの忘れ」と「認知症」とは違いますが、たびたび重なると「認知症では?」と不安を感じる方もあるでしょう。「認知症」は、脳の障害によって記憶や、時間、場所、人などを確認する能力が低下して、日常生活に支障をきたす病気で、誰でも認知症になる可能性があります。
先月、徘徊中に踏切で列車にはねられ死亡した認知症男性の妻に対し「監督不十分」として360万円の支払いを命じる判決が出されたとの報道がありました。こうしたニュースを聞くと、「認知症はこわい」「家族はどうしたらいいのか」との不安が募ります。
厚生労働省によると、2012年の全国の高齢者の数は3079万人。そのうちの15%―462万人が認知症と推計されており、85才以上でみると40%以上ともいわれています。
避けることのできない超高齢社会の到来。高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、「認知症」に対する理解を深めることや高齢者やその家族を支えるためのしくみや体制づくりが、これまで以上に重要になってきます。
*県の認知症対策
認知症は早期発見・早期治療で、進行を遅らせ、症状を軽くすることができます。県では早期治療に結びつけるため、「認知症チェックリスト」を作成したり、専門の相談窓口を設置しています。
認知症全般の相談
「かながわ認知症コールセンター」月・水10時から20時/土10時から16時
【電話】0570・0・78674
認知症治療に関する相談「認知症疾患医療センター」
東海大学医学部付属病院内
【電話】0463・93・1121
久里浜医療センター内
【電話】046・848・1550
また、認知症患者や家族が地域の中で暮らしていくための支え手として「認知症サポーター」の養成にも力を入れています。養成講座の動画を「認知症サポーターe―ラーニング」として県のHPに公開していますので、ご活用下さい。
*認知症を知るつどい
「認知症を知るつどい」を開催します。詳細は左記表をご参照ください。
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