県政報告123 「ネット依存」親子で注意を 県議会議員民主党・かながわクラブ はかりや珠江
梅雨明けと共に猛暑が襲ってきました。県内でも7月25日現在で、700名を超える方々が「熱中症」で救急搬送されています。特にご高齢の方や、小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では、適度な冷房の利用、こまめな水分・塩分の補給等、予防を心がけましょう。
*「ネット依存」深刻に
スマートホンや携帯電話の操作に気を取られての事故が増加。電車の中でも本や新聞を読んでいる人が激減し、スマホやケータイを見つめて指を動かしている人が多くなりました。
日本には独自の「ケータイ文化」が存在すると言われ、単なる連絡通信手段ではなく、インターネット、買い物、ゲームなど、「何でもできる生活必需品」になっています。特に若い世代では「オンラインゲーム」に熱中して生活が乱れ、食事や睡眠が不規則になり、ひきこもり・不登校になるケースもあります。
2008年の調査では、20歳以上の成人で「ネット依存」傾向にある人は全国で約270万人と推計されており、未成年はこれを上回る可能性が高いと言われています。実数を把握することは困難ですが、状況はさらに深刻になっていると思わなければなりません。
*「ネット依存」の治療は?
ネットに夢中になるあまり、日常生活に支障が出る、家族や友人などの大切な人間関係や社会的信用を崩すような行動が多くなる、長期化し自分の力ではコントロールできなくなる―こうした状態が「ネット依存」と捉えられています。
しかし、その専門的治療は始まったばかり。2011年、アルコール依存の専門病院である「久里浜医療センター」に「ネット依存治療部門」が設置され、治療と研究が開始されました。同センターでは、患者本人だけでなく、基礎知識や家族の関わり方などを話し合う「家族会」も開かれています。「みんなやっていること」と、本人に「依存」という自覚がないため、両親が心配して相談するケースがほとんどです。
受診を希望される場合は、「ネット依存の相談」と伝えて予約してください。
久里浜医療センター
【電話】046―848―1550
*見逃さないで見守ろう
ケータイ・スマホは子どもたちにとって魅力的な必需品。しかしネットによるいじめや悪ふざけで多くの人を傷つけることも、犯罪にまきこまれることもあるのです。便利さの陰にさまざまな危険が潜んでいることを知り、ルールを決めて利用したいものです。早い時期から学校での指導と共に、子どもの行動の背景にある「心の変化」を見逃さず、子どもなりの悩みやストレスに対して、親も一緒に向き合うことが大切なのかもしれません。成長の夏休みになりますように!
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