県政報告125 自殺予防は行政・地域一体で 県議会議員民主党・かながわクラブ はかりや珠江
まだ暑さは残るものの、虫の音に秋を感じますね。
県議会は9月8日から、第3回定例会がスタート。危険ドラッグ緊急対策推進費をはじめとする補正予算や条例の制定・改正の審議が行われます。
*自殺予防に目をむけて
先週、小学6年生女子二人がマンションの階段から一緒に飛び降り、死亡するという衝撃的な事件がありました。遺書が残されていたことから、自殺とみられています。ご家族や身近な方々の心の痛みを思うと、言葉もありません。
内閣府では9月10日の世界自殺予防デーから1週間を「自殺予防週間」とし、神奈川を含む首都圏9都県市でも「気づいてください!体と心の限界サイン」を統一標語とし、連携して自殺予防のための啓発活動を実施します。多くの方に関心を寄せて頂くこと、今いる場所でできることがあることを知って頂くのが、対策の第一歩です。
*神奈川の状況は?
25年の全国の自殺者数は約2万7千人。平成10年から14年もの間、3万人を超える状況が続き、神奈川でも年間約1800人もの方が亡くなっていました。様々な取組みの成果が少しずつ現れてきたためか、25年には1558人まで減少しました。しかし、多さでは東京・大阪に次いでワースト3位です。
神奈川では働き盛りの40代から60代男性が多いのが特徴で、男女別にみても約7割が男性です。統計上、原因や動機のトップは「健康問題」となっていますが、様々な問題が複雑に絡み合い、悩みが高じて精神的にも肉体的にも限界に追い込まれていくということかもしれません。未遂者や自死遺族への支援も大変重要です。格差の広がる社会、人間関係の希薄化など現代社会の抱える課題が暗い影を落としているともいえそうです。
*心の健康を保つために
ストレスは誰にでもありますが、眠れない、食欲がないなどの状態が長く続く場合は、初期の「うつ病」かもしれません。早期に適切な治療を受け回復につなげることが大切。「ひょっとして」と不安を感じたら迷わず相談しましょう。
県では相談体制の強化や自殺に傾く人のサインに気づき対応できる人として「こころサポーター=ゲートキーパー」の養成に力を入れてきました。今回の補正予算でも、若年層の自殺予防を図るためのスマートフォン用ホームページ開設などが提案されています。
生きづらさを感じている人を見守り、必要な時に助けを求めやすい環境を整えておくこと。それは行政と地域に暮らす私たちが共に取り組まなければならないことだと思います。
■こころの電話相談
0120-821-606
(月〜金 9時〜21時)
PCジャングル本店だからできる中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews |
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