県政報告128 豊かな多文化共生のために 県議会議員民主党・かながわクラブ はかりや珠江
冬の足音が近づいてきました。早いもので今年も残り約1ヶ月になりましたね。健康管理はもちろん、交通事故や犯罪に巻き込まれないよう十分にご注意下さい。
*使い途をチェック
10月中旬から11月上旬にかけて、25年度の税金の使い途について審査する「決算特別委員会」が開催されました。県民の皆さんからお預かりした貴重な税金が正しく、効率よく使われているか、事務事業に見直すべき点がないかを様々な角度から点検し、次年度の予算編成や施策等に反映させるのが目的です。
25〜26年度は2年間で1600億円もの財源不足が見込まれていたため、「緊急財政対策」として「県有施設の廃止・整理統合」や「補助金の見直し」など、県民の皆さんにも大きな負担をおかけする方針が示されていました。したがって、これまで以上に「最小の経費で最大の効果を上げる」努力がなされてしかるべきですが、根本的な見直しが必要と思われるものもあり、改善を求めました。
*国際言語文化アカデミア
この施設は、JR本郷台駅そばの「地球市民かながわプラザ」にあり、県立外語短大の廃止に伴い、3つの使命を担って設置されたものです。
一つ目は外国語を指導する先生方の専門的な研修を行うことで、生徒等の語学力の向上や異文化理解を進めること。二つ目は外国籍県民の支援活動をする日本語ボランティア等を対象に講座を実施すること。3つ目は県民の多文化理解を推進することです。
設置を検討する段階でも、開催する講座の内容や、効果について議論があり、私も毎年度しっかりと見直し改善を図るように指摘をしていました。そこで25年度決算の審査で設置後3年の状況をチェックした所、様々な問題が明らかになりました。
出前講座は好評であるものの多くの講座が定員に満たず、この施設に係る経費を講座の参加人数で割り返すと、一人の受講者にかかるコストが7万円にもなること。また教員の専門研修が生徒の学力向上や異文化理解にどのような好影響や成果を生み出したのか、把握の方法や指標を作れないままであることなど費用対効果や、講座の内容・開催場所、認知度を高める広報等、抜本的な見直しを求めました。
神奈川県は外国籍県民が約16万81千人、県民53人に1人の割合で暮らしている国際色豊かな県です。また、オリンピック・パラリンピックの開催で、国際交流はさらに促進されることでしょう。「国際言語文化アカデミア」が、その真価を発揮し、今後の神奈川の多文化共生をリードできる施設となるよう今後も注視していきたいと思っています。
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