神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2015年8月13日 エリアトップへ

港北消防署 2郵便局と覚書締結 地域の「安全・安心」強化

社会

公開:2015年8月13日

  • LINE
  • hatena
握手を交わす武笠署長(中央)と尾倉局長(左)、大河局長
握手を交わす武笠署長(中央)と尾倉局長(左)、大河局長

 港北消防署(武笠基和署長)は5日、港北・綱島両郵便局と消防相互応援協力に関する覚書を締結した。区内を集配業務などで回る局員が火災・救急事案に遭遇した際、119番通報や救急処置に着手してもらうことが狙い。

 今回の相互応援協力は、オートバイと軽車両を合わせて約240台を有する郵便局の機動力に着目した同署が、消防隊や救急隊に対し、迅速な通報などを期待して要請したもの。119番通報時に正確な位置情報を把握できずに時間のロスにつながるケースもあるという。郵便局員は区内をくまなく移動し、住所も把握しているので「正確な119番通報ができる」と同署では期待を込める。

 郵便局側としても、業務上培ってきた地域住民との繋がりに加え、非常時に局員が的確な対処をすることにより、一層の社会的信頼度が上がるとの考えから快諾した形だ。

 覚書は5日から施行となり、郵便局は今後火災や救急事案に遭遇した際に、「119番通報」や心肺蘇生などの「傷病者への救命処置」などを可能な範囲で施し、消防隊や救急隊に引き継ぐことになる。

 同署は今後、局員に対し、心肺蘇生やAED操作訓練などを行い、精度を高めていく方針だ。

 大河浅雄港北郵便局長、尾倉(おぐら)一也綱島郵便局長とも「地域貢献をできることは局としてもメリット」と話している。

 武笠署長は「火災や救急事案発生時は発見、通報、初期対応が極めて重要となる。定期的な訓練を実施させてもらい、局員の技術力を今後高めていくことになる」と語った。

 同署は、2013年12月に区内の朝日新聞販売所(ASA大倉山、ASA大倉山東部、ASA菊名)と消防応援協力に関する覚書を締結しており、今回で2例目。郵便局と消防署との協定締結は珍しく、市内では初となる。

港北区版のトップニュース最新6

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

過去最多の138会場

港北オープンガーデン

過去最多の138会場

ミズキーとの写真撮影も

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

敷地にオリーブ植樹

小机小

敷地にオリーブ植樹

市と協働、製品化目指す

3月28日

新店舗敷地で環境活動

そよら横浜高田

新店舗敷地で環境活動

地域住民とともに植樹

3月28日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook