県政報告153 環境改善に県民総ぐるみで
今年はカラ梅雨との予想も出ていますが、神奈川県の水かめ―宮ケ瀬湖等の貯水状況は80%前後。今の所、心配はなさそうです。
6月は環境月間。改めて「環境問題」に目をむけてみたいと思います。
*「環境基本条例」の理念
県の環境施策は、20年前に制定された「環境基本条例」が土台。高度成長期の著しい産業発展や急速な都市化は公害や自然破壊を生み、県は「環境破壊の防止」に力を注いできました。しかし今、環境問題は、車の排ガスやごみ、生活排水など私たちの生活に密着した課題や自然環境の保護だけでなく、温暖化など地球規模の問題に広がり、将来の世代にまで悪影響を及ぼすことが懸念されています。そこで県では平成8年に当時の岡崎知事のもと「環境基本条例」を制定。私も環境審議会の委員として素案作りに携わりました。
この条例の前文では、私たちの生活そのものが環境に「負荷」を与えていることを深く認識し、新たな社会を構築する「環境の保全と創造」という理念が決意を込めて記されています。
*「環境基本計画」の改定
条例をもとに同9年に策定された「環境基本計画」は、社会環境の変化などを勘案し、昨年度3度目の改定が行われました。
環境分野の取り組みは、「成果」が出るまでに多くの時間がかかります。しかし一定の指標をたてて、それらを着実に実施するほかに前進はありません。私は新たな計画の冒頭に、環境基本条例の理念を改めて掲げる重要性を訴えました。改定を重ねる中で、「初心」が置き去りにされてはならないと感じたからです。
改定計画の基本目標は「次世代につなぐ、いのち輝く環境づくり」。恵み豊かな環境を、今を生きる私たちのためだけでなく、将来の世代により良い姿でバトンタッチできるように、より厳しく取組の検証・点検を行いながら計画を着実に進めることを求めて生きたいと思います。
*「エコ10かながわ」
地球温暖化対策は世界共通の課題です。しかし県の温室効果ガス排出量は、計画目標を達成するどころか、オフィス・家庭部門では増加。「3・11」以後の原発の停止、火力による発電が増えたことも要因です。
しかし日常生活に大きな支障を感じないので、状況の深刻さを実感できません。まさに「生活習慣病」。
県では、環境負荷を小さくする行動目標10個を県に登録してチャレンジして頂く「エコ10(テン)かながわ」を推奨しています。
異常気象や海水面の上昇など、じわじわと地球をむしばんでいく地球温暖化。再生可能エネルギーの導入促進などの手段とともに、私たち自身も、行動を起こす6月にしていきたいと思います。
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