いなげや横浜綱島店のサービスカウンターでパート勤務をしている石澤良子さん(都筑区在住)が振り込め詐欺を未然に防いだとして、港北警察署(陶山和美署長)は6月23日、同署で感謝状を贈呈した。
6月7日、石澤さんは、携帯電話で通話をしながらATMの操作をする高齢者を発見し、違和感を覚えた。声をかけてみると、「大丈夫です」の一点張り。一度その場を離れ、再度声をかけても同様の反応だった。しかしその際、振り込み画面が見えたため、「振り込め詐欺」と判断し、制止。すぐに警察へ通報した。
聞き取りによって今回の手口は「還付金詐欺」と判明。前日に区役所職員と名乗る者から電話があり、「還付金の期日が迫っている。翌日9時までなら手続き可能」と言われたという。
今年1月から6月まで(24日現在)に港北区内で「振り込め詐欺」に対する届出が出された被害数は22件。被害総額は約9100万円に上る。5月だけでも5件確認されていて、約2000万円の被害が出ている。港北警察署は「電話でお金の話が出てきた場合は信じないように」と話す。
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