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港北区版 公開:2016年10月13日 エリアトップへ

大倉山記念館 設計者紹介の展示会開催 指定文化財25周年を記念

文化

公開:2016年10月13日

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長野宇平治
長野宇平治

 (公財)大倉精神文化研究所は、1991年11月1日に横浜市指定有形文化財に選ばれた大倉山記念館の指定25周年記念として、11月1日(火)から設計者の長野宇平治にスポットをあてた展示会を館内図書館で開催する。

 期間中は宇平治が設計した、日本銀行京都支店(1906年・明治36年/現京都文化博物館)や日本銀行小樽支店(1912年・同45年)などの写真のほか、記念館の実物設計図などがパネル展示される。

長野宇平治とは?

 長野宇平治は、1867年(慶応3年)に現在の新潟県で生れ、1893年(明治26年)に帝国大学造家学科を卒業。横浜税関嘱託などを経て、1897年(同30年)に大学時代の師であり、日本銀行や東京駅などを設計した辰野金吾に呼ばれ、日本銀行技師となった。その後1913年(大正2年)に自らの建築事務所を立ち上げ、以後精力的に数多くの銀行建築を生み出していった。

大倉邦彦との接点は?

 そうした中、宇平治は1932年(昭和7年)に大倉精神文化研究所(現・記念館)を設計する。その経緯は詳らかになっていないが、同研究所の林宏美さんによると、創設者の大倉邦彦と宇平治は東京ロータリークラブの会員として接点があり、邦彦が宇平治に研究所の構想を語り、設計依頼をしたのではないかと推測しているという。林さんは「宇平治は邦彦が社長を務めていた、大倉洋紙店本社社屋の設計もしており、信頼関係が成立していたと考えられます」と話す。

 12月27日まで行われる展示会ではそうした経緯も紹介される予定。時間は午前9時半から午後4時半まで。問合せは研究所【電話】045・834・6637。

独特の様式美を持つ、記念館塔屋裾ぼそりの柱
独特の様式美を持つ、記念館塔屋裾ぼそりの柱
正面入り口にある連続螺旋文様(上)とロビーに設置される長椅子の円盤列
正面入り口にある連続螺旋文様(上)とロビーに設置される長椅子の円盤列

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