港北区は、近年のゲリラ豪雨増加を受け、京浜河川事務所や横浜市と「防災キャラバン隊」を編成し、自治会・町内会への出前講座を実施している。今年度は8月に同事務所が鶴見川水系の洪水区域の再想定を公表したことから、申し込み件数が昨年度3件だったのに対し、今年度は9件となっており、3倍増となっている。
2007年度から始まったこの「防災キャラバン隊」。通常は年度に4回程度の開催だったが、今年度は9月から申込み件数が急増、10月までに講座を6回実施し、年内にさらに3回行われる予定だ。
講座は「河川」と「がけ」またはその両方を選ぶことができるが、今年度は河川に集中している。申込みのあったのは、今回の再想定で大雨・洪水時に特に浸水の注意が必要と予想されたエリアの町内会である、新羽町南町内会、高田町連合町内会、城郷地区連合町内会などで、内容は、近年のゲリラ豪雨や台風による河川への影響、防災情報の集め方など具体的なもの。
年内は11月27日に再び高田町連合町内会(会場/高田中学校・午後3時半〜)、12月11日に錦が丘地区(錦が丘町内会館・午前10時半〜)、17日に新吉田連合町内会(新田地区センター・午後1時〜)で行われる。区総務課担当者は「活発な質問や意見交換もなされ、参加者の高い意識が感じられる」と話す。
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