2008年北京パラリンピックの『ゴールボール』に出場した高田朋枝選手が13日、港北小学校を訪問し講演会を行った。
東京五輪・パラリンピックに向け、市内の小学校に通う児童たちが選手と触れ合うことで、同大会の機運を高めることを目的としている。
4〜6年生の児童が出席した講演会で高田選手は、網膜色素変性症という病気で、徐々に視力が低下していき、小学3年生のころにはほとんど目が見えない状態になったと説明。高校1年のころ、アイマスクを着用し、完全に視界を閉ざした中でボールを投げ合い、お互いのゴールを目指すという『ゴールボール』競技に出会った。その後、競技を続けるうちにパラリンピックに出場しようという夢ができ、出場後にも海外に一人で旅をするなどチャレンジしていくことが大切であると感じたことを話した。
また、使用するボールの重量など競技についてのクイズを出題したほか、4年生を対象とした車いすバスケットボール体験会も行われた。
高田選手は、「今はなにも夢がなくても、これから出会えるはずなので、わくわくしながら毎日を過ごしてほしい」と児童に熱く語りかけた。
講演後には代表児童が「私と高田さんは違うところがたくさんあるけれど、色々なチャレンジをしていることに感動しました」と感想を伝えた。
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