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TRネット 環境大臣表彰を受章 外来種駆除など評価

社会

掲載号:2016年12月22日号

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アレチウリで埋め尽くされた河川敷(上)。現在は在来種が回復している。
アレチウリで埋め尽くされた河川敷(上)。現在は在来種が回復している。

 今年度の「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」が発表され、市内から2団体が表彰された。そのうちの1つに区内に拠点を置くNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(岸由二代表理事)が選出された。

 大臣表彰は、環境省が1998年度から毎年、地球温暖化防止に功績があった団体や個人を選び行っているもの。今年度は市内から同法人(以下TRネットと表記)のほか、(株)東芝横浜事業所が選ばれている。

企業もサポート

 TRネットは、1991年に立ち上がった団体で、鶴見川流域の水防災広報とその実践、水辺の学習、生体調査など活動は多岐にわたる。

 今回評価されたのは、「アレチウリ」という温暖地域で繁殖する外来植物駆除活動などへの取り組みだ。05年から06年にかけて同河川敷全域を「アレチウリ」が異常繁殖し、一体を覆い尽くしてしまった。放置すると在来種が絶滅してしまう危機感を抱いた岸代表理事は、民間企業の支援を受ながら綱島周辺では08年から16年にかけて「アレチウリ」絶滅に向けた活動を行ってきた。オギやアシなどの在来種の移植・育成をすることにより回復させたもので、現在はほぼ狙い通りに回復している。このほか、市内の小学生延べ7千人以上に環境学習も実施。こうした点も評価された。

地球温暖化に警笛

 慶大学名誉教授でもある、岸代表理事は地球温暖化に伴い近年多発する局地的豪雨発生に著書や講演などで警笛を鳴らしており、対策には世界と連携を取りながら炭酸ガスの減少、「流域思考」による治水・防水が必要と訴える。

 「今回の表彰を大変光栄に受け止めている。こうした地道な活動が評価され嬉しい。今後も日本の治水技術などを世界に紹介し、みんなで自然災害を防ぐ取り組みができるよう、知恵を出し続けたい」と話す。

喜びを見せる岸代表理事
喜びを見せる岸代表理事

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