港北区版 掲載号:2017年4月20日号
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港北警察署長に就任した 牧 智明さん 横浜市在住 58歳

「息子はサギ」に込めた思い

 ○…4月1日付で警察庁から港北警察署長に着任。港北区の印象を尋ねると「地域住民の方と行政が警察に対して非常に協力的。防犯の連携がうまく取れているエリア」。署員一丸となって港北区の治安の維持に全力をつくしたい、と抱負を語る。

 ○…2013年の生活安全総務課長勤務の時は、振り込め詐欺対策の責任者だった。当時、県内で急増する振り込め詐欺を何とか食い止めなくてはならないと、強い印象を残せる新たな標語を対策メンバーから募ったという。最終的に決定したのが、今でも街中でよく目にする「息子はサギ」。黄色の地色に黒の文字というデザインもメンバーで考えたもの。「当時は、その強いインパクトから正直賛否両論ありましたが、結果的にメディアにも広く取り上げられたため、オレオレ詐欺の手口が広く世に知られるという目的は果たせたのでは」と謙虚に話す。

 ○…長野県出身。警察官への興味は、白バイにあこがれた少年時代から。また、盗まれた自転車を探してもらった際にも「こんな風に人の役に立つ仕事がしたい」という思いが生まれた。今も困り苦しむ人は、我が家族という気持ちを第一に仕事に臨む。また、署員に対しては、着任のあいさつ時に以前先輩から聞いて座右の銘としている「三惚れの精神」で仕事に望んでほしい、と。任地、仕事、そして、地域の住民に惚れることが大切と説く。

 ○…自宅近所に住む1歳6カ月の孫と遊ぶひとときが、一番の息抜き。「自分の子どもは二人とも男の子。孫は女の子なので、実は息子の時よりも可愛いがっているかも。今、仕事が多忙なので、月2〜3回会えればいい方かな」。一瞬、やさしい”じいじ”の顔になったのも束の間、19年に、日産スタジアムで開催されるラグビーワールドカップや20年の東京五輪に向けて、警備の訓練を行うなど、防犯対策をしっかり準備したいと表情を引き締めた。

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