港北区版 掲載号:2017年5月18日号 エリアトップへ

模擬火星有人探査計画に副隊長として参加している 村上 祐資さん 菊名在住 38歳

掲載号:2017年5月18日号

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「昔の大工さん」になる

 ○…米国のNPO法人が実行する火星生活シミュレーション計画「Mars160」で副隊長として活動。昨年12月に終了した前半戦では、火星に似た未開の地で生活しながら新種生物の探査をし、チームを執りまとめた。「何があっても自分だけはペースを保つことを心掛けた。一番の課題は人間関係。今回はチームがまとまり、前半ミッションは大成功」と笑顔で話す。

 ○…やじりを持って走り回る縄文人に憧れていた少年は、自分でも様々な道具を作った。その延長として、人間にとって大きな道具である家を作りたいと、大学では建築学科に入学。そこでひたすら考えたのは「家に命を預け、住むということ」。縄文人は人々と協力し合い、森しかない状態から自分たちの住居を設計し、建てた。これが本当に「住む」ということではないか。そして宇宙なら、我々も現代の縄文人になれるのではないか。そうした考えを確かめるべく、”極地建築家”として南極越冬隊員やJAXA閉鎖環境適応訓練の被験者を務め上げた。

 ○…「植物が育っていくところを見るのが好きなんですよ」と自宅ではパクチーを育てている。また、家に迷い込んできたヤモリに「こまる」と命名し、一緒に住んでいるという。現在新婚生活真っ只中で、「とことんやってみたらいいと思うよ」と優しく見守ってくれる奥さんと二人三脚。地元では消防団員としても活躍する。南極から戻った後に入団し、それから地域の人々と絆を結んできた。「住むこととは、植物と同じように根を下ろすこと。根を下ろすということは地域の人々と関わりを持って行くこと。そう思います」

 ○…来月からの同計画後半戦、そしてあと1回の南極越冬を経て、建築の研究に戻る考え。度重なるミッションで学んだ「住む」ということを形にしていく方針だ。「何もない状態から、人々がまとまって家を建てた”昔の大工さん”に、自分もなりたい」

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