市と公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)はこのほど、食品ロス削減をテーマにした紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」を作成。6月29日には岸根保育園で完成発表会を行った。
同作品は、WWFジャパンの佐久間浩子さんが脚本、児童文学者のわしおとしこさんが監修、絵本作家のやべみつのりさんが絵を担当。当日、挨拶をしていたわしおさんとやべさんは、揃って、「夢にまで見てしまいました」とこの作品への思い入れを語っていた。
主人公はトマトの”トマゴロウ”。「なかなか食べてもらえない」と悩んだことをきっかけに家を飛び出し、もといた八百屋や農家を巡る小さな冒険ストーリー。紙芝居の途中では読み手と園児で歌を歌う場面もあり、楽しそうな声が響いていた。
紙芝居鑑賞が終わると、贈呈式へ。資源循環局のゆるキャライーオやへら星人ミーオも駆けつけ、代表園児2人が紙芝居を受け取る様子を見守っていた。脚本を担当した佐久間さんは「子どもたちには、どのようにしてお家にトマトがやってくるのかを知って欲しい。同時に周りの大人には、物語に出てくる献立を通して、少し時期の過ぎてしまった野菜の食べ方を知ってもらえれば」と思いを話す。
岸根保育園は資源循環局港北事務所と提携し、ごみの減量化・リサイクルを積極的に取り入れている。給食の野菜くずなどはコンポストでたい肥に。また、「3R夢(スリム)農園」という畑を設けて野菜を栽培しており、今回のイベントでは園児が赤く実のなったトマトの収穫も行った。
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