神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2017年7月20日 エリアトップへ

港北区 災害時の医療体制を変更 近隣の診療所で医療提供

社会

公開:2017年7月20日

  • LINE
  • hatena
医療機関に掲出されるのぼり旗
医療機関に掲出されるのぼり旗

 港北区では7月から大地震発生時の医療体制が変更になった。これまでは区内の地域防災拠点に医師・薬剤師らが参集し、地域防災拠点を巡回する形だったが、発災時に被災を免れた地域の診療可能な医療機関と開局が可能な薬局が医療を提供する形となった。

 今回の変更は市の防災計画の変更に伴うもの。これまでは、震度6以上の大規模地震が発生した際に医師・薬剤師らが9カ所の地域防災拠点に参集し、そこから28カ所の地域防災拠点を巡回。重症度の判断(トリアージ)とできる範囲の応急処置を行っていた。区福祉保健課によると、これまでの方法だと応急処置までに留まってしまうことに加えて、医師らが拠点に参集してから防災拠点を巡回するまでに時間がかかってしまうなどの問題が指摘されていたという。

黄色い旗が目印

 7月からは診療が可能な診療所など(病院7カ所、診療所226カ所)で診療中と書かれたのぼり旗(縦180〜230cm、横60〜70cm)を掲出。スタッフ、使い慣れた診療場所で医療資機材などを最大限に生かして速やかに診療を開始する。災害時による負傷で歩行ができないが生命の危険が及ぶ重症者以外の中等症の人は、災害時救急病院の「菊名記念病院」と「日吉病院(精神科)」などで受け付ける。それ以外の軽傷の場合は、近隣の診療所での対応だ。また、意識低下や大出血など生命に危険がある人に対応する災害拠点病院「横浜労災病院」には赤色の旗が掲出される。

 また、医療機関が発行した処方箋を調剤できる薬局(98薬局)には「診療中」のフラッグ(縦60cm、横40cm)が掲出される。

 さらに休日急患所(菊名7の8の27)に参集した医師らが各地域防災拠点を巡回する医療救護隊を1隊以上編成。災害の被害程度に応じて活動を行う。

 港北区医師会の内藤英二会長は「港北区は広く、参集拠点に行くようになった医師は菊名まで行くには困難な状況も想定できる。そのため、鶴見川より北部の綱島や日吉地区での参集場所を現在行政と相談している」と話す。

 また、港北区薬剤師会・坂本悟会長は「会員薬局がフラッグを出しているかどうかを会で把握するためのシステムの導入を検討している。区内8薬局で災害用医薬品の循環備蓄を行っているが、今回の災害時医療体制の変更に対応していく」と話した。

薬局に掲出されるフラッグ
薬局に掲出されるフラッグ

港北区版のトップニュース最新6

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook