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大倉精神文化研究所 新資料で読み解く企画展 駅名変遷などが明確に

文化

掲載号:2017年7月27日号

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 昭和7年に竣工、今も「白亜の殿堂」として地域に親しまれている大倉山記念館。企業家の大倉邦彦が研究所と付属図書館の創立を目的として建設した同館の新発見資料を中心に、8月2日(水)から企画展が開催される。

 同館に併設されている財団法人大倉精神文化研究所では、創立者の大倉邦彦が大正時代末に設立を構想した時期から現在まで、同研究所の沿革に関わる数万点の資料を所蔵。現在もその調査と整理を続けているが、その過程でこれまで知られていなかった本館建設や研究所運営にまつわる新事実がいくつか明らかになったという。

 そのひとつが「大倉山駅名変遷のいきさつ」。大倉山記念館の最寄駅である「大倉山駅」は、大倉が同館の設立を目的として東京急行電鉄の創始者である五島慶太から約一万坪の土地を購入した昭和3年頃、「太尾駅」という駅名であった。また、同館が建っている丘は「観音山」と呼ばれていたという。昭和6年に入り、大倉のもとに東京横浜電鉄(現東急電鉄)から駅名変更の相談があり、そこで大倉は、知り合いの研究者たちに「研究所にふさわしい駅名」の候補を挙げてもらうように依頼していたことが、今回新発見された葉書=写真=からわかった。またその葉書には、「名称は二字で、〇〇山と呼びたい」という大倉の要望が明記されており、その後「大倉研究所案」として、【1】大倉文研【2】研究所前【3】大倉山―の3案が東急側に提案され、最終的に東急の社内会議で決定されたのが「大倉山」。昭和7年から現在の「大倉山駅」に変更となった。今回の企画展では、その新発見の葉書等やいきさつなどがパネル展示にて説明されている。

 また市民から寄贈された建設途中の大倉山記念館の写真や、大倉とインドの詩人タゴールとの個人的交流の証であるタゴールの自筆サイン入り「別れの歌」、五島慶太らが記念館の視察に来た際に撮影された写真など、初めて公開される資料が多数展示される予定。

 企画展「白亜の殿堂 大倉山に現る〜新発見の資料からよみ解く」の展示期間は8月2日(水)〜10月21日(土)。会場は大倉精神文化研究所付属図書館。午前9時半〜午後4時半(日曜・月曜・祝日休館)。

 なお、8月2日(水)〜20日(日)には同館のギャラリーにて「〜近代建築のガラパゴス〜大倉山記念館の魅力と秘密」も同時開催(午前10時〜午後5時)。創立者大倉の姿や、同館の今昔、ロケ地として多数利用されてきた軌跡などの展示も。8月5日(土)・19日(土)には、特別講座(参加費300円・要予約)で座学の後、塔屋とホールの見学が可能。予約は記念館(【電話】045・544・1881)まで。(問)大倉精神文化研究所【電話】045・834・6637

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