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日本大学高等・中学校 世界的名画を間近で スクールミュージアム

教育

掲載号:2017年9月7日号

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ルーペやライトを使って鑑賞
ルーペやライトを使って鑑賞

 日本大学高等学校・中学校は8月26日から9月3日まで、オルセー美術館の名画30点を鑑賞できる「オルセースクールミュージアム」を開催し、約4千人の見物客が訪れた。

 スクールミュージアムとは、アート教育の役割を担うとともに、より多くの人が芸術作品に触れ合える環境を提供する新しいスタイルの美術館。これまでに関西や東京都内の8校ほどでも行っており、神奈川県では今回が初めてだという。フランス国立オルセー美術館の作品を、最新のデジタル技術とコンピュータ技術を駆使して復原した「リマスターアート(高精密レプリカ)」を展示。本場ではできない、写真撮影、ルーペやライトの使用が可能で、近寄って細部まで見ることができるのが特徴だ。

 構成は【1】”19世紀パリ”をメインに時間軸ごとの展示【2】同校オリジナルテーマ「名画を通してコミュニケーション」【3】プラバン作りができるワークショップ-といった3つの内容からなる。また、模写コーナー、名画パズルなども設けられ、大人のみならず小さな子どもたちも楽しんでいた。

 スクールミュージアムを監修する(株)アルステクネの久保田巖副社長は「作品に込められた意味などを考えることで脳が活性化されます。特に中高生までの間に触れておくことが大切」と語る。

生徒が名画を解説

 期間中は、同校の約80人の生徒がアートコンシェルジュを務め、作品の解説を行った。3回ほどのレクチャーを受け、全作品の技法や作者の意図などを勉強。初日は緊張の面持ちでおずおずと話しかけていたが、回数を重ねるごとに堂々と解説をこなしていく姿が印象的だった。こうして地域の人々が学校を知り学生と触れ合うことができる場でもあり、地域の文化拠点としても役割を果たしている。子どもが同校に通っているという松本しのぶさんと本田日出子さんは、「本物は迫力が違いますね。子どもたちにもこの機会に、美術作品に興味を持って欲しいです」「遠近法などの技法を実際に見られました。特にルノワール作『陽光の中の裸婦』は離れて見ると仕掛けが浮かび上がってきて印象的」などと話した。

 開催初日には開会式が行われ、横山日出夫区長のほか、同展覧会に携わった私学妙案研究所、(株)アルステクネから来賓が集まった。田村隆校長は、「精巧なリマスターアートと世界的な名画の融合、そして生徒とのコミュニケーションを楽しんで欲しい」との思いを語った。

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