県政報告177 子どもの笑顔を守るため 県議会議員かながわ民進党県議団 はかりや珠江
今年最後の県政報告は、「社会問題対策特別委員会」での審議を踏まえ、「子ども」に関わる課題について取り上げます。
*子どもを取り巻く状況
神奈川県の「合計特殊出生率」は全国平均以下の1・39。このまま推移すると、2035年に年少人口(0〜14歳)は91万人程度まで減少し、総人口の1割に。一方、65歳以上は3割、15歳から64歳は6割と推計されており、少子高齢化はさらに進むと見込まれています。
要因には未婚化や晩婚化など結婚動向の変化があると言われ、2015年ではおよそ男性の4人に1人、女性の7人に1人が未婚との数値が出ています。
また18歳未満の子どものいる世帯は全世帯の4分の1以下。子どものいる家庭の9割以上が核家族です。
*厳しい子育て環境
核家族化は、子育ての孤立化や負担感増大の背景にもなっており、児童虐待につながるケースも。昨年度の児童虐待件数は、県内で約1万2千2百件に上り、増加傾向にあります。
また国の調査によると、平均的な生活水準の半分以下で暮らしている子どもは7人に1人、ひとり親世帯では2人に1人と「子どもの貧困」問題も大きな課題。
保育や幼児期の教育を質・量ともに向上させる取組も急がなければなりません。
*支援の入口=相談の拡充
県では、子育てを社会全体で支え、子どもたちの将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう、さまざまな支援策を打ち出しています。
「ひとり親家庭相談ダイヤル」は、日中に相談できない方をカバーできるよう受付時間を工夫。
○平日は17時〜22時
土日祝日は14時〜19時
【電話】045・211・5213
ひとり親家庭対象のポータルサイト「カナ・カモミール」は、簡単に必要な支援情報にアクセスできるよう設置されました。支援の入口となるこうした取組は、多くの人に知ってもらい、利用しやすくすることが重要。利用者の声を生かして改善するよう求めました。
*里親制度への理解を
虐待や親の病気など、さまざまな事情から実親が育てられない場合等に、児童養護施設や里親などが子どもの養育に当たる「社会的養護」。しかし、より家庭的な環境で育てる「里親」に関する理解は十分とは言えません。「里親」を増やし、支える仕組みをさらに充実させて、困難を抱える子どもに適切な養育環境が保障されるよう要望しました。
子どもたちの笑顔を曇らせることのない社会に向け、これからも努力を続けたいと思います。
今年も県政報告をお読み頂き、ありがとうございました。どうぞお健やかで、新しい年をお迎え下さい。
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