港北区版 掲載号:2018年3月15日号 エリアトップへ

振り込め詐欺を複数防止したとして県警より感謝状を贈られた JR小机駅長を務める 中町 哲さん 東京都品川区在住 42歳

掲載号:2018年3月15日号

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安心・安全の提供を胸に

 ○…昨年2月から今年1月の間に5件の振り込め詐欺を防止したとして、先月神奈川県警から、駅として唯一感謝状を贈られたのがJR小机駅。日頃から港北警察署とは連携を密にしており、その中で、新幹線に乗るよう指示して関西方面からお年寄りを誘い出し、小机駅近くの人気のない場所で金品の授受を行う「振り込め詐欺」が増えているとの情報を得ていたため、防止につなげた。「これからも、安心・安全を提供する場としての役目を果たしていきます」

 〇…東京都足立区生まれ。JR東日本に入社当初、川崎駅に配属され、初めて駅のホームで発車ベルを鳴らしたとき、多ければ約3千人を乗せた15両の電車が、自分の合図で動く、という緊張感を今も鮮明に憶えているという。その後、車掌や運転士、営業部門など2〜3年に一度異動し、6〜7つの職種を経験。ゼロから始めることも多く、大変だったはずだが「その都度、新しいことが学べて、視野が広がった。力もついてくる面白みもあった」とあくまで前向き。駅長として初の着任となったのがこの小机駅。安心・安全の輸送を実現するため、大雪や台風など自然災害が予想される場合は、駅に泊まり込み、不測の事態に備える。今後はラグビーW杯や東京五輪もあり、地域と連携して駅の安全対策を進める。

 〇…朝の混雑時には、今もホームに立つ。また小机駅の特性上、日産スタジアムでのイベント時には、コンコースに立って、安全確保に努める。「夏には線路の周りに雑草が生い茂るので、草刈りもやりますよ」と屈託なく笑う。駅長が自ら先頭に立って行動する、がモットーだ。

 〇…銭湯でリラックスするのは日頃の緊張をほぐす大事なひととき。また休みの日に、妻とふらりと「途中下車の旅」に出ることもよい息抜き。オン・オフをしっかり行って英気を養い、重責を担う、緊張感のある毎日に備える。

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