横浜市は、綱島駅東口地区に2023年度の開館をめざして整備を進める区民文化センターの内装の基本設計を発表した。ホールの客席数は400席を確保し、ギャラリー、音楽ルーム等を備えた、地域に身近な文化芸術の拠点とする。
区民文化センターは、新綱島駅(仮称)前の再開発事業に伴い、建設が予定されている施設の4、5階に整備される予定となっている。地域の代表者らで構成される委員会、横浜市港北区における区民文化センター基本構想検討委員会から、施設整備の基本的な方向性が答申として提出されており、今回の基本設計の決定は、この答申を踏まえたもの。
まとまった内装基本設計は、【1】ホールについては、車いす席等を含め400席を確保。サイズの異なる大小の楽屋を4室設け、うち2室は引き戸により1室として大人数に対応できる【2】ギャラリーは、70〜80平方メートルの部屋を2室設け、一体利用や分割利用ができるような配置にする。展示スペースのレイアウト変更が可能な可動壁を設ける。200号サイズ(長辺2590mm)の絵画の展示を可能とする【3】音楽ルーム(リハーサル室)は約100平方メートルの広さを設け、練習や簡易な発表会を可能とする――など。その他、オープンスペースとして机や椅子を配置し、誰もが利用できる情報コーナーを設ける。
地域の声を実施設計へ
基本設計を踏まえ、2018年度は具体的な音響設備や空調設備など、内装の実施設計に着手。20〜22年度に工事、23年度の開館をめざす。
港北区総務部区政推進課、山本憲司課長は「5年後の開館に向け、答申や地域の声が実施設計に反映されるよう、準備を進めていきたい」と話している。
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