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港北区版 公開:2018年5月31日 エリアトップへ

矢上小6年児童 米国の若者とショー披露 自己表現の大切さ学ぶ

教育

公開:2018年5月31日

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下級生らを前に伸び伸びと演じる児童とヤングアメリカンズのメンバー
下級生らを前に伸び伸びと演じる児童とヤングアメリカンズのメンバー

 市立矢上小学校(佐治秀朗校長)の6年生児童99人は5月22日、米国の若者とともにワークショップで練習した歌やダンスを下級生に披露した。他人との違いを理解し、自由に自己表現する大切さを学ぶ企画。初めは戸惑いながらも、次第に自信に満ちた表情に変わるなど、児童らは充実した一日を過ごした様子だった。

 児童に歌やダンスのショーを指導したのは、米国の非営利団体「ヤングアメリカンズ(YA)」のメンバー。音楽を通じ若者の素晴らしさを社会に伝えようと1962年に設立されたYAには、オーディションで選ばれた世界各国の20歳前後の男女約300人が所属している。各国で児童・生徒らとワークショップを開き、一緒にショーをつくりあげる。

市立小で2校目

 矢上小での企画を主導したのは、都筑区在住でYA横浜都筑サポートリーダーの清水美弥子さん。横浜市立小では、2年前に初めて緑区の中山小で実現(その翌年も同小で企画)させ、今回は2校目の開催となった。

 YA横浜都筑のメンバーの子が通う学校等に企画を提案し、手を挙げたのが同小。同校運動会の直前の日程ではあったが、佐治校長が中山小の校長から「とても良かった」と聞いたことも実現を後押しし、外国語活動と総合授業の時間を企画にあてた。

「大きな成長みられた」子どもの姿に佐治校長

 矢上小を訪れたのはYAのメンバー15人。同校の6年児童は、初めは戸惑っていたものの、メンバーのユニークな自己紹介や、ゲームなどを通して、次第に打ち解けていった。

 通常は2、3日かけてワークショップを行い、約1時間のショーをつくるが、今回は4時間のワークショップで練習したライオンキングの曲に合わせたダンスなどを、約20分のショーで披露した。

「違う自分出せた」

 ショーを終えた児童は充実した表情を浮かべ、YAのメンバーとハイタッチしたり、抱き合ったりして別れを惜しんでいた。「普段と違う自分を出せた」とは男子児童の一人。また、ある女子児童は「外国の人と触れ合えてうれしかった。ダンスも好きになった」と米国の若者と過ごした時間を振り返った。来日したYAメンバーのリーダー、マディー・スタンフォードさんは「子どもたちに大きな成長が見られた。自信を持つことの大切さを伝えられたと思う」と胸を張った。

 時に手拍子しながら、児童が伸び伸びと演じる姿を見守った佐治校長。「普段はおとなしい子の新たな表情も見られた。音楽や文字、言葉など自己表現するためのいろいろな方法を持つのは大切なこと。それが自信につながると思う」と目を細めていた。

 清水さんは、企画に賛同した小学校に感謝しつつ、「矢上小の子どもたちはみんな素直で、最初から集中して取り組んでくれた。人と違ってもいいことを知り、これからも自分らしさを大切にしていってほしい」と願いを込めた。

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