城郷地区で1月に発足した「小机城のあるまちを愛する会」(木村光義会長)は、歴史や文化を調べることで地域の魅力再発見につなげようと活動を続けている。このほど、第一弾となるイベントを6月24日(日)に開くことを決定。地域の活性化のため、そのPRにも力を入れている。
「新しいことを」
小机城のあるまちを愛する会(城まち会)は、木村会長を発起人代表として、地域住民を中心とした約25人のメンバーで発足した団体。小机城址まつりの開催等で知られる城郷地区において、一層の地域活性のため「何か新しいことを」と有志が立ち上げた。昨年、小机城が続日本100名城に選定され、同城の見学者が増えたことも契機となった。
定例会は月に一回。まちの活性を願う人や城好きの人が集まり、6月13日現在、会員は約40人に増加した。会員は地域内外問わず、今後も募集を続けるという。
城まち会には、部会として歴史部会と、まちおこし部会がある。
歴史部会では小机城の歴史の調査や、まちの歴史・文化の情報発信等を行う。一方、まちおこし部会の役割は地域イベントの支援や商店街の活性化などだ。
24日に初企画
6月24日に開かれる第一弾のイベントは「紙芝居&小机城の歴史」。地域や小机城にまつわるストーリーの紙芝居が披露されるほか、木村会長の講話を予定している。
講話の内容は、小机城の築城年や構造、小田原・北条氏との関係等について。木村会長は「紙芝居などを通じて歴史に触れることができるので、ぜひご参加いただきたいですね」と話す。
会場はホッとカフェ(小机町2468)で入場無料。午前の部(10時〜11時)、午後の部(2時〜3時)で各回20人、当日会場で受け付け。問い合わせは木村会長【電話】090・2738・0278へ。
声を企画に反映
その後のイベントについては、時期は未定ながら地域の文化遺産や小机城を巡る内容を検討している。地域住民らが、どんなことに関心があるかを調べるほか、寄せられた声を企画に反映させることも考えている。
木村会長は「小机城や地域の歴史などを知ることで、まちの良さを再発見してもらいたい。それが地域への愛着につながれば」と話している。
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