港北区版 掲載号:2018年7月5日号
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港北区社会福祉協議会の事務局長に就任した 島本 洋一さん 町田市在住 57歳

手を取り合ってまちを作る

 ○…「自分たちの街は自分たちで作って行こうという文化が受け継がれる地域」。港北区の印象をこう語る。新設時の篠原地域ケアプラザの所長を務めて以来、約20年ぶりに港北の地へ。愛着を持って街を守る区民の姿をしっかりと見つめ、「誰も一人にならないように、人と人をつなげていきたい」と意気込む。

 ○…大学卒業後、銀行員として年金関係の仕事に従事した。ますます高齢化する社会。「これからは福祉だ」と、直接的にまちづくりに関われる仕事をすべく、フィールドを変えた。社会福祉協議会に所属してからは、港北区のほか旭区、中区、市社協などに勤務した。「その地域を好きになれるのがこの仕事の醍醐味」。とにかくまちや人を知り、協力者を増やすことを心掛けているそう。その土台となっているのが、以前港北の住民から言われた「支える方も支えられる方も、一緒に福祉のまちづくりをするべき」という言葉だ。

 ○…東日本大震災の時、被災して全ての町内会が機能しなくなってしまった大船渡地区の人々を、横浜へ招待すべく動き出した事業が今でも忘れられないという。地道に声をかけ続け、ホテルなど約700の事業所が協力。80人ほどの被災者の心を横浜観光で癒した。「その後被災地に訪れた時、90代のとある住民の方がわざわざ2キロも歩いてお礼を言いに来てくれたんです。嬉しかったなあ」

 ○…古き良き昭和探しが趣味。「夕方惣菜のにおいが漂い、活気ある人の声が聞こえてくる商店街とか、いいよね」。自宅にある50年ものの自転車はいつかピカピカにしたいのだとか。2人の娘を持ち、部活の試合時には応援に駆け付けていたという子煩悩な一面も。家庭でも仕事でも、人を大切にする優しさが、その笑顔に滲み出ている。

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