妙蓮寺境内で毎週土曜日の午前9時から行われるラジオ体操の輪が広がっている。住職の発案を受け地元商店街が主催する企画は、5月に開始してから次第に参加者が増え、体操目的だけでなく、地域交流の場としても発展している。
ラジオ体操を主催するのは、妙蓮寺ニコニコ会(横山清和会長)。横山会長の意向を受け、同会青年部(新井武仁部長)が主導している。
発案は、同商店街の顧問でもある妙蓮寺の山本玄征住職。「運動不足解消や健康管理は大切なこと。長続きするよう、商店街として取り組んだらどうか」と横山会長に持ちかけ、実施が決まった。
人のつながり生む
山本住職によると、地方では寺院が体操等を通して地域住民のコミュニティの場となっている例があり、「このまちでもやってみたかった」ことも提案の理由。自身も体操に参加する山本住職は「人は一人では生きていけないし、人と人とのつながりは、まちを良くすることにつながるはず」と力を込める。
初開催は5月12日。それ以降、毎週土曜の午前9時から実施している(7月28日は雨天中止)。当初の参加は30〜40人だったが、次第に増え続け1カ月後には50〜60人に。年齢、性別に関わらず、最多時は約70人が輪をつくるまでになった。
毎回、職員を派遣しているのが篠原地域ケアプラザ。横山会長から「ラジオ体操の指導役がほしい」と打診を受け、快諾したという。
7月21日の参加者は50人弱。朝から上昇した気温や熱中症等の心配から若干少なかったものの、9時前には商店街の会員や地域住民が集まり、ラジオ体操の音楽に合わせて、身体を動かした。
第3回目から参加したという菊名在住の小林弘子さん(85)は「健康のため、また(同寺院に眠る)先祖の供養のために来ている。身体の普段使わないところを動かせるのがいい」と参加者に囲まれ、満面の笑み。篠原地域ケアプラザの荘司巧馬さんは「地域がつながる、とても良い取組み」とタオルで汗を拭った。
「多くの人が顔を合わせる良い機会。商店街の利用も増えたらありがたい」と話すのは、企画の中心を担う新井部長。9月22日を一区切りとしているが、横山会長は「参加者の『楽しかった』『懐かしい人に会えた』という声を聞けて嬉しい。夏休みには多くの子どもたちにも参加してほしいし、それ(9月22日)以降も続けたい」と話している。
参加は無料。希望者は、当日、妙蓮寺へ。
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