高田地区に子どもが安心して集える居場所をつくりたい――。地域の有志を中心に、今年6月に発足した「高田こども未来応援団」(芹田賢治代表)が22日、プレイベントとなる「夏企画 オープンスペース」を高田地域ケアプラザで実施した。今回の結果をふまえて、定期的な「子どもの居場所」づくりへと本格的に踏み出す。
高田地区には公民館や地区センターがなく、以前から「地域に子どもの姿が見えない」「子どもが安心して行ける場所がない」などの声が、地域住民から高田地域ケアプラザに届いていたという。同館の地域活動交流コーディネーター小口守さんは、そんな声を受け、今年1月に「子どもたちが未来に希望を持てる地域づくり」と題した5回講座を企画。周辺住民への参加を呼び掛けた。
講座では、子どもをとりまく現状と課題について大学教授などを招いた講義や、「地域食堂」「学習支援」「フリースペース」等の見学も行った。そして、同講座の参加者から「子どもの居場所づくり」の実行委員会を立ち上げ、6月に正式に団体名を「高田こども未来応援団」とし、月1回会議を重ねた。
その中で8月に「夏のお楽しみ企画」としてプレオープンイベントが決定。高田小学校、高田東小学校、高田中学校にも協力を仰ぎ、7月には告知を各学校で実施。ニーズ把握と準備のため、事前申込み制にしたところ、80人以上の応募があったという。
当日は、竹細工職人から学ぶ工作コーナーで、竹とんぼ、水鉄砲、ぽっくり、花瓶づくりや、折り紙・ゲーム・勉強スペース等を用意。実際来場した子どもも80人を超え、特に人気だったのは、水鉄砲づくりのコーナー。会場前の駐車場では、水鉄砲での水遊びコーナーもあり、子どもらはずぶ濡れになりながら、思い切り夏を楽しんでいた。
イベント運営は、近隣の町内会、高田地区社協などからボランティアも参加。予想以上の来場にフル回転で子どもらの対応を行った。芹田代表は「初めてのイベントだったが、スムーズにいったと思う。今回子どもらにどんな居場所がよいか、アンケートもとった。会議を重ね、具体化していきたい」と話していた。
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