県政報告191 自転車事故抑止の条例を 県議会議員 はかりや珠江
自転車は、手軽で便利、環境にも負荷の少ない乗り物です。子どもから高齢者まで多くの人が利用していますが、自転車に関わる痛ましい交通事故も発生しており、効果的な防止対策が必要です。
今回は、「自転者の安全で適正な利用に関する条例」等を取り上げます。
*自転車事故の実態は?
県内では毎年約6千件の自転車事故が発生し、20人前後の方が亡くなっています。発生が多いのは、午前8時から10時の通勤通学等の時間帯で、年齢では20歳未満が全体の約27%を占めています。
また自転車事故の約7割は自転車側の違反が原因となっており、ルールやマナーを守らない「危険運転」の根絶が課題。昨年12月には川崎市で、女子大生が自転車運転中にスマホの操作に気を取られ、歩行者と衝突し歩行者の方が死亡したり、今年7月には都筑区で、抱っこひもで子どもを抱えて自転車を運転していた母親が転倒し幼児が死亡したりするなど、重大な事故も後を絶ちません。
*「チリリン・スクール」
県警察では、自転車事故の防止キャンペーンや、小中高生を中心にした「チリリン・スクール」という自転車の交通安全講習などを実施。また県教育委員会を通じて、自転車のルールやマナーに関するテキストを配布するなど、自転車の安全な利用の啓発活動にも力を入れています。
また県警察のHP(ホームページ)では自転車のルールやマナーをわかりやすく解説しています。是非ご覧下さい。
*自転車保険の加入を
私の所属する「立憲民主党・民権クラブ県議団」では、継続して自転車保険の加入義務化を含む条例の制定を提言してきました。これを受け、県では検討委員会での議論を重ね、来年の第1回定例会に条例案を提案する方向で準備を進めています。
自転車事故での高額賠償事例も増えており、自転車保険に加入することは、交通事故が発生した際の被害者への補償を担保すると共に、保険料の負担を通じて、自転車の安全利用を意識するきっかけともなります。
自転車事故は、誰もが被害者にも加害者にもなる可能性があります。実効性の高い条例になるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。
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