神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2018年11月22日 エリアトップへ

市内私立幼稚園 2歳児の受け入れ開始 市、待機児童解消へ新事業

社会

公開:2018年11月22日

  • LINE
  • hatena
受け入れを始める園の一つ、関東幼稚園
受け入れを始める園の一つ、関東幼稚園

 横浜市は12月から、私立幼稚園で2歳児の受け入れを始める。対象年齢を広げることにより、待機児童の解消につなげる狙い。スタートは2園にとどまるが、次年度以降に実施園を増やしていく方針だ。



 通常は満3歳からが対象の幼稚園。「国の子育て安心プラン」に基づく事業により、満2歳からの利用が可能になる。

 市内の待機児童数は今年4月1日現在63人。そのうち9割超の59人が2歳以下となっている。市では幼稚園を認定こども園へ移行させたい考えもあるが、設備や人員確保などの面からハードルは高い。そこで幼稚園の対象を広げて、待機児童対策を進める方針。市こども青少年局担当者は「育休が2年まで延長できれば、今回の事業で就学まで同じ幼稚園で過ごせるようになる」と話す。

 対象は市内在住の満2歳で、保護者の就労や疾病などで保育が必要と認定された児童。受け入れ時間や利用料は園で異なるが、8時間で月額上限5万7200円、11時間で月額上限5万8100円となる。利用希望者は各園に直接申し込む。

保育環境を整備

 12月から受け入れを始めるのは関東幼稚園(瀬谷区)と、やまた幼稚園(都筑区)の2園。両園では2歳児のみのクラスを編成するほか、手洗い設備など年齢に適した施設修繕も行い、12月中に受け入れを始める予定だ。

 実施園には国などから運営費が、市から上限400万円までの開設準備費が補助される。さらに市では受け入れ園への研修も支援し、保育の質向上へ向けたサポートをしていくという。

実施園拡大が課題

 市によると今年6月に行った事業説明会には50園以上が参加したが、12月の実施園は2園にとどまった。同局担当者はその理由を「関心は高いが、新たな事業ということで様子を見たのでは」としており、次年度以降の実施園拡大へ向け、市は個別相談などを通じて園へ働きかけていくという。

 同局担当者は「事業の意義や内容をしっかりと伝え、園や保護者にとって多くの選択肢を提供できれば」と話している。
 

港北区版のローカルニュース最新6

迅速に行動し早期鎮火

箕輪町で火災

迅速に行動し早期鎮火

2人に感謝状贈呈

3月28日

世界相手に健闘

土川怜也さん

世界相手に健闘

技術磨き、次のステージへ

3月28日

ジャズと声明のコラボ

大倉山観音会館

ジャズと声明のコラボ

ピアニスト・RINAさん

3月28日

インディアカで交流

インディアカで交流

64人が参加し楽しむ

3月28日

出店荒しや部品ねらい、置引きなどが発生、引き続き不審者情報も

【Web限定記事】港北警察署管内

出店荒しや部品ねらい、置引きなどが発生、引き続き不審者情報も

2024年3月11日〜3月17日の犯罪発生件数

3月28日

「町内会HP(ホームページ)作成します」

若い世代の加入促進にも

「町内会HP(ホームページ)作成します」

タウンニュース社 記者が担当 16・5万〜

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook