県政報告192 感染広がる「風しん」にご注意を 県議会議員 はかりや珠江
今年の流行語大賞や10大ニュース等が話題に上る時期になりました。今回は首都圏を中心に感染が拡大している「風しん」について取り上げます。
*患者数が急増
今年の8月頃から、風しん患者が急激に増え始め、11月中旬には全国の患者数が2千人(前年の20倍以上)を超えました。県内の患者数も、11月下旬までに300人を超え、今後も増加する可能性があります。県では平成26年から「風しん撲滅作戦」を展開し、感染の拡大抑止に努めています。
患者の大多数は30代から50代の男性。過去に風しんの予防接種制度が変わり、39歳以上の男性と56歳以上の女性は、予防接種を受ける機会がありませんでした。子どものころに風しんに罹患していないと、抗体が低く感染する可能性が高まります。ワクチンを接種したかどうかの確認や、あやふやな場合は抗体検査を受けて、自分の状態を知っておく必要があります。
*妊婦さんは気をつけて
妊娠初期の女性が風しんに感染した場合、赤ちゃんが「先天性風しん症候群」という病気にかかることがあり、心疾患や難聴、白内障などを起こす可能性があります。
妊娠前であれば予防接種が有効ですが、妊娠中は風しんの予防接種ができないので、できる限り人混みを避けるなどの自衛策が必要です。
またパートナーや家族はもとより、職場など妊婦さんの周りの人も感染しないよう予防に努めることが重要です。
*予防接種と抗体検査
風しんは予防接種で防ぐことができます。県内の33市町村では、風しん予防接種費用等の助成制度を設けています。
横浜市では、通常1万円程の麻しん風しん混合ワクチン接種を、一定の要件を満たす対象者は3300円で、また抗体検査は無料で受けられます。詳しい内容や協力医療機関は「横浜市風しん対策事業」をご確認ください。
*風しんかな?と思ったら
風しんは飛沫感染で、くしゃみや咳で人から人にうつり、感染後2〜3週間して発熱や発疹等の症状が出ます。風しんはインフルエンザよりも感染力が強いので、感染が疑われる場合は、医療機関を受診し、他の人に移さないよう、仕事や学校などはすぐに休んで、発疹が引くまでしっかり療養しましょう。
職場の風しん対策については国がガイドラインを作成して注意を呼びかけ、県でも「予防推進協力法人制度」で官民一体の取組みを進めています。
風邪やインフルエンザの流行も気になる時季です。うがい、手洗い、マスク等の励行で、元気に師走を乗り切りましょう。
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