西方寺(新羽町2586)では25日、港北消防署(安江直人署長)の消防訓練が行われた。1月26日は、1949年に法隆寺金堂壁画が焼損した日として、以降「文化財防火デー」となり、同日もしくは、近い日程で全国的に消防訓練が行われている。西方寺には、本堂をはじめ、所蔵している仏像など国・県・市指定文化財が多数あり、毎年訓練に協力している。
訓練は西方寺客殿から火災が発生し、本堂に延焼拡大の恐れがある状況を想定し、実施された。
西方寺の副住職の119番通報から始まり、初期消火の後、消防団第7分団(中村剛分団長)による模擬文化財の搬出、同第7分団新羽消防隊による一斉放水を実施した。
西方寺住職は「毎年の訓練はありがたい。今後も続けていただけたら」とし、安江署長も「防災は文化財を次世代に受け継ぐ重要な役割。訓練を機会に意識を高めていければ」と言葉を結んだ。
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