神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2019年2月28日 エリアトップへ

創立25周年を迎えたNPO法人楠の木学園の学園長を務める 神田 誠一郎さん 東京都三鷹市在住 57歳

公開:2019年2月28日

  • LINE
  • hatena

子どもらの成長が、心の糧に

 ○…今年25周年を迎えたNPO法人楠の木学園で現在学園長を務める。発達障がいや不登校児らのためのフリースクールである同学園は、創立当初、保護者ら数家族で作り上げた「居場所」だったという。当時から体育教師として携わり、「子どもたちと関わるのが元気の源。25年なんてあっという間だった」と朗らかに笑う。学園長になった今でも「授業はなにものにも替えがたい喜び」と、体育の他、調理実習や演劇、ものづくりの授業なども受け持っている。

 ○…都内江東区の下町で育ち、小学生の頃は「給食と体育が楽しみな子どもだった」とか。教師という職業を意識したのは、高校生のとき。父と同じ調理師への道も考えたが、その父から「大学で学ぶことも大切」とアドバイスされ、身体を動かすのも好きだったため体育教師を目指し進学した。そんな大学時代に出会ったのが「シュタイナー教育」。ルドルフ・シュタイナーが提唱したもので、「美しいもの、真実を通して学ぶ」という教育理念に感銘を受け、卒業数年後には、同教育の本場であるドイツへ5年間留学。シュタイナー教育の教員資格を取得し、帰国後にはドイツでの経験を生かした教育を行ってきた。

 ○…3人の子どもは相模原市のシュタイナー学園で学び、ドイツで出会った妻も教壇に立つ。家族と週末しか顔を合わせられないため、その際は得意の料理を振る舞い、月曜は弁当づくりを担当するという一面も。

 ○…「学園の子どもは一年での成長がすごい」と目を輝かせる。「俺なんか…と言っていた子が次の年には入学してきた後輩たちに『人は変われるよ』と話している。教師冥利につきる」。誰でも自分のペースで学べる柔軟な社会へ、まず我々大人が進化しなければと言葉を結んだ。

港北区版の人物風土記最新6

RINAさん

歓成院観音会館で4月13日に「声明」とコラボしたジャズコンサートをひらく

RINAさん

埼玉県所沢市在住

3月28日

玉川 真さん

第3回港北消防フォトイベント「BAE1グランプリ」で最優秀賞を受賞した

玉川 真さん

仲手原在住 57歳

3月21日

小野 明男さん

3月24日開館、港北区民文化センター(ミズキーホール)の館長を務める

小野 明男さん

川崎市宮前区在住 67歳

3月14日

西川 翔(つばさ)さん

3月10日に関東大会に出場する大綱中学校合唱部の顧問を務める

西川 翔(つばさ)さん

横浜市在住 32歳

3月7日

藤田 奈美さん

創作料理屋海んちょの女将で、神奈川なでしこブランド認定商品を開発した

藤田 奈美さん

日吉在住 58歳

2月29日

冨樫 剛一さん

2月1日から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

新横浜在勤 52歳

2月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook