港北区役所との協働で立ち上げられた市民団体「わがまち港北映像プロジェクト」(伊藤幸晴代表)は、区制80周年を記念し、区内の映像を集めたホームページ「港北映像ライブラリ」を作成した。区の魅力の発信や再発見、次世代への継承が期待される。
ホームページでは、「人物伝」「自然」「歴史」「伝統芸能」「港北の雑学」の5つのカテゴリに分けて様々な映像作品が紹介されている。また区制80周年記念動画も作成。港北区の歴史を映像と画像で振り返ることができる。
人物伝では、元北綱島村名主で飯田家第14代当主・綱島市民の森愛護会長の飯田助知さんやステンドグラス作家で横浜マイスターに選出された平山健雄さんらにインタビューを敢行。自然いっぱいの山里の風景の話から、鶴見川の水害や戦争などの苦労話まで、各自の生きざまを通して区の歴史が語りかけられる。伊藤さんは「まちの歴史を知る人々の知識や経験を伝えたい」と語る。その他、クイズや紙芝居など楽しみながら港北区について知ることができる。
同プロジェクトは2017年に結成。元々は人物伝のみの構想だったが、港北ふるさとテレビ局の代表でもある伊藤さんが多くの映像資料を有していたこともあり、区からの委託を受け、多様な映像を集めたコンテンツとしての企画が始動した。
動画や写真の方が見やすく伝わりやすいと、映像・画像にこだわった。特に記念動画では古い資料の入手に苦心したが、関係機関を回り歩き希少な素材を集めた。区役所地域振興課生涯学習支援係長の十鳥美津子さんは「映像として記録されたものは少ない。大変貴重なものになった」と話す。
港北を好きになって
現在プロジェクトに参加している6人に共通するのは「港北区を愛する人」ということ。「情報社会において、身近なまちについて知る機会はあまり多くない」と伊藤さん。綺麗な景色や歴史など、まちのたくさんの魅力が詰まったライブラリ。メンバー自身も活動を通して新たな発見が多々あったといい、「何かひとつでも港北区について知り、好きになるきっかけになってほしい」と笑顔を見せた。
「過去のおかげで現在の港北区の姿がある。歴史を風化させず語り継いでいきたい」と語るのはメンバーのひとり(公財)大倉精神文化研究所所長の平井誠二さん。今後も人物伝は年に3人の更新を目標にする。また、学校での授業や生涯学習の現場などでの活用も模索している。伊藤さんは「ライブラリの完成はゴールではなくスタート。一人でも多くの人に見てほしい」とさらなる活動の発展に意欲を見せた。
港北映像ライブラリはhttps://kohoku-yokohama.jp/wp/もしくは区役所のホームページから閲覧できる。
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