港北図書館(青木邦男館長)の図書修理ボランティアが、先月、神奈川県図書館協会から功労を称えられ、表彰を受けた。
ボランティアは、同図書館で20年前に行われた図書修理講座の修了者が主なメンバー。10年前から修繕活動をスタートし、現在は10人の会員が週2回、活動している。
活動内容はページに破損や落書きなどがある本の修繕。テープで補修をしたり、糸とじなどを行ったりする。2017年度は、2148冊の本の修理を実施。自主研修で培った確かな技術と修理冊数が評価された。
傷んだ本は修理をしないと貸出不可となり廃棄になってしまうという。「まだ読めるのに捨てられてしまうのは悲しい」(男性会員)と一冊でも多くの本を、一回でも多く貸し出せるようにとの思いで活動している。
修理対象の本は、児童向けの本が多いという。何回も同じ本を修理することもあるが、「本の傷みも読まれている証。子どもたちが元気に本を読んでついた傷は喜んで直したい」とメンバーの1人は笑顔を見せる。嬉しそうに本を借りていく子どもたちの姿が、活動の大きなモチベーションになっている。
「ボランティアの方々がいなければたくさんの本が廃棄されていたかも」と青木館長。「改めて、みなさんの支えがあってこその図書館と感じる」と感謝を述べた。また表彰を機に修理活動の認知の広がりに意欲を見せ、「図書館を縁の下から支える人たちの存在を知って、もっと本を大切にする意識が広まってくれれば」と期待を寄せた。
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