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日本代表永岡選手 「電動車いすサッカー知って」 『蹴る』上映会で夢語る

スポーツ

掲載号:2019年8月15日号

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ポスター前で笑顔を見せる永岡選手(左)と中村監督
ポスター前で笑顔を見せる永岡選手(左)と中村監督

 横浜ラポールで7月31日に、電動車いすサッカードキュメンタリー映画『蹴る』の上映会が開催され、中村和彦監督と主人公の一人、永岡真理選手=瀬谷区在住=のトークショーが行われた。永岡選手は「映画を通じ一人でも多くの人に競技を広めたい」と今後の夢を語った。

 3月23日に封切られた映画『蹴る』は、重度の障害がありながら電動車いすサッカーを行う選手らの、サッカーへの熱い想いや日常生活、恋愛等も追ったドキュメンタリー作品。「車いすでは映画館に行きづらい」との声を受け、横浜ラポールで上映された。

もう一人の「なでしこ」

 監督と永岡選手の出会いは2011年。障害者サッカーをテーマに作品を作る中村監督が横浜ラポールで行われた電動車いすサッカーの日本代表の壮行試合を見に行った時のこと。「彼女のプレーを見ていると背中から炎が見えるようだった」と当時を語る。その日はなでしこジャパンがW杯で世界一になる前日。「もう一人のなでしこがここにいる」と感じた監督は、映画を撮らせてほしいと永岡選手にお願いした。

女性初選出の経歴

 全身の筋肉が委縮し、筋力が徐々に低下する脊髄性筋萎縮症を患う永岡選手。小学2年生の時に横浜ラポールで開催されたスポーツ体験教室に参加したことが、サッカー人生の始まりだった。横浜ラポールを主な練習拠点とする強豪「横浜クラッカーズ」に所属。男女別のない同競技で女性として初の日本代表に選ばれた経歴を持つ。自身初となる2017年のW杯選出が有力に見えたが、まさかの落選。「落ちるところまで落ち続けた」と当時を振り返った。「応援してくれる人のお陰で乗り越えることができた」と現在に至る心境の変化を語り、今年7月には日本代表に見事返り咲いている。トークショーでは、「どうしてそこまでサッカーに熱中できるのか」との質問に「できることが少なくなる中で唯一できること、日本代表として世界を舞台にできることだから」と答えた。

競技を広めたい

 「もちろん、2021年のW杯に出場できるように頑張りたい」というが、目標はそれだけではない。「今は、車いすサッカーを広めていきたいんです」。さらに「ブラインドサッカーに比べて認知度がまだまだ低い、この映画と共に一人でも多くの人に競技を知ってもらいたい」と笑顔を見せた。

 次回の上映会は9月23日(月)同館で開催予定。問い合わせは、横浜ラポール【電話】045・475・2001へ。

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