横浜市立北綱島特別支援学校の生徒と市立北綱島小学校の児童が「チーム北綱」を結成し、9月に横浜ラポールで行われるボッチャの大会に出場する。日ごろ交流のある両校だが、学校を通じ児童生徒が合同で対外活動に臨むのは初めて。出場する4人は各々の言葉で意気込みを表わした。
合同チームが誕生したのは、主に肢体不自由の障がいのある児童生徒が通う北綱島特別支援学校が地域に呼びかけ、7月に開催したボッチャの体験会がきっかけ。
競技通じ心通わす
同校生徒や北綱島小学校児童、それぞれの教職員のほか、地域住民や地域の小中学校の教諭ら約50人が参加した体験会では、皆で競技のルールを学び、チームをつくりトーナメント戦も行った。
絶妙な投球には大歓声もあがり、応援にも力が入る盛り上がりぶり。その余韻が冷めやらぬ中、北綱島小の児童と保護者が特別支援学校の生徒に「一緒に大会に出場しないか」と声をかけ、「チーム北綱」が結成された。
ボッチャは、目標球と呼ばれる白いボールに、赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げたり転がしたりして近付ける競技。ランプというボールを転がす道具を使うこともできる。「障がいの有無にかかわらず多くの人が楽しめるスポーツ」(特別支援学校の中島裕美教諭)で、パラリンピックの正式競技でもある。
第4回関東さわやかボッチャ大会の9月7日「レクの部」に出場するのは、特別支援学校の吉村拓真さん(中2/キャプテン)と小野絢葉さん(高1)、北綱島小の北山はるかさん(小5)と東海林陸久さん(小3)の4人。吉村さんが「このチームで優勝したい」と言えば、「緊張するけどみんなで力を合わせて楽しくやりたい」(北山さん)、「初めてだけど頑張りたい」(東海林さん)とメンバーは意気込みを口にした。小野さんは「体を動かすことが大好き。みんなと楽しみながら頑張る」とコメントを寄せた。
監督としてチームを引率する特別支援学校の長谷川寛教諭は「ボッチャを通して心が通じた。児童から声をかけてもらい、嬉しくて勢いで自分が(申込書の代表欄に)名前を書いてしまった」と感動しきり。同校の菊本純校長は「日ごろから両校の交流はあるが、スポーツを通じて輪が広がっていけば」と話していた。
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