人生100年時代を迎え、老いても趣味や消費に意欲的な「アクティブシニア」という生き方に関心が高まっている。一方で「老後2000万円問題」など生活の不安も残る。いつまでも元気に、自分らしく生きるにはどうしたらよいのか。そのヒントを探った。
厚労省の2018年の調査によると、現在100歳以上の人は全国で約6万9千人に上り、この20年間で約6・8倍も増えた。また、横浜市の調査では、2010年の市全体の男性平均寿命は80・42歳、女性は86・98歳で、いずれも全国平均より高い。元気なシニアの活躍が地域を盛り上げるカギになる。
老後にしたいことは?
タウンニュースが60歳代以上の読者に行ったアンケートによると、老後にやってみたいことの1位は男女ともに「旅行」。2位以下は男性が「パソコン・スマホ」、「運動」、「ボランティア・地域活動」、「投資・株」と続き、女性は「運動」、「終活・生前整理」、「グルメ・料理」、「ボランティア・地域活動」だった。回答理由を見ると、「旅行を楽しむ体力を維持するために運動しておきたい」という声もあり、「健康あってこそ」という意識もうかがえる。
また、行政もアクティブシニアを地域の活力にと注目。神奈川県では「かながわ人生100年時代ネットワーク」を結成し、地域活動やボランティアで活躍するシニアを紹介。今後もシニアの参加を促していきたいとしている。
不安は終活で解決を
老後を楽しく生きるためにも大切なのが「終活」。老後の資金やお墓、相続に加え、昨今では免許返納なども考えておくべき課題にあがっている。行政や金融機関でセミナーも多種開催されている。安心を得る早めの行動がカギになりそうだ。
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