東日本大震災から今年で丸9年を迎える。震災発生直後から現地に何度も足を運んだ、港北区災害ボランティア連絡会会長の宇田川規夫さんに話を聞いた。
「徐々に進んではいるが、暮らしを取り戻すための復興はここからが新たなスタート」と宇田川さん。11日には、福島県の仮設住宅で慰霊祭を開催する。「長い道のりだが、少しでも現地の人たちの心の支えになれれば」と精力的に活動を続ける。10年目となる来年は横浜港でのイベントも企画中。「被災者にとって、忘れられてしまうというのが一番つらいこと。風化させないための努力も続けていく」
一方で、最近は自然災害が多くなってきたが、防災意識への危機感も抱いている。「行政や地域が何とかしてくれるという、どこか”他人事”な感覚がある。もちろんそれらも必要だが、家具の固定や備蓄など、自分にできる備えをきちんと行うことが大切。災害を”自分事”として考える意識を浸透させたい」と口にする。
現在は、講演会などに加え、防災訓練を行う町内会等との連携も模索している。「より有意義なものになるよう助言したり。他地域の好事例を共有したりして、地域の防災力を底上げする一助になれれば」と意気込みを語る。「ひとり一人の意識や行動を変えるきっかけづくりを。震災に学び”災害に強いまち”を作ることが自分たちの役割だ」と力強く語った。
PCジャングル本店だからできる中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews |
|
<PR>
港北区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|