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横浜環境活動賞 区内2団体が受賞 児童への環境学習評価

社会

掲載号:2020年4月2日号

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広報紙を手にする豊田理事長(上)開花したサクラソウと鈴木校長(下)
広報紙を手にする豊田理事長(上)開花したサクラソウと鈴木校長(下)

 このほど第27回横浜環境活動賞の受賞者が発表され、区内からは2団体が受賞した。市民の部大賞に選出されたのが、NPO法人海の森・山の森事務局(菊名/豊田直之理事長)。横浜市立小机小学校(鈴木康史校長)が、児童・生徒・学生の部実践賞、生物多様性特別賞を受賞した。

 同賞は、地域で様々な環境活動を積極的に行っている団体を表彰するもの。地域とのかかわりや先駆性、その取組みが他団体の模範となるかどうかなどの観点で評価される。2団体ともに、児童への環境学習の側面等が高く評価された。

水の大切さテーマに

 元々写真家として活動していた豊田理事長。海やそこで暮らす生物たちの姿をカメラに収めていたという。転機は約15年前、撮影でオーストラリアに訪れた時。海中には、プラスチックゴミが堆積しており、「このままでは海が大変なことになる」と環境保護活動をスタート。ゴミ拾いイベントや講演会、また自身の写真を使ったビジュアルコンサートなどを開催し、2012年に同法人を立ち上げた。

 近年は、県内の小学校での出前授業も実施。授業で海洋汚染の様子を伝えるだけでなく、実際に茅ヶ崎や城ケ島の海に赴いたり、河川のゴミ拾いを行ったりした。ある学校では、プラスチックゴミを減らそうと、児童が拾ったペットボトルを元にエコバッグを作成し、地元のスーパーに寄贈した例も。「環境の大切や自分たちに何ができるかを考えて、児童たちが自らアクションを起こしてくれた」と豊田理事長は笑顔で振り返る。

 現在も、ゴミ拾いやコンサート、出前授業などに精力的に取り組む。「子どもたちと楽しく活動できるのが一番のモチベーション。自分の経験を全て伝えて、未来の環境リーダーを育成したい」と話す。

準絶滅危惧種を育成

 環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されている”サクラソウ”。2009年、学校近くの新横浜公園と横浜サクラソウ会らと協力する形で、苗の育成や同公園岸辺への移植などの取組みをスタートさせた。3年前から学校側が主体となり活動を継続。今回の受賞に鈴木校長は「地道な活動が認められて嬉しい。児童や協力してくださる地域の方々にとっても大きな励みになるのでは」と笑みを浮かべる。

 5月から12月の根起こしまでは、学校で各自の鉢植えへの水やりを実施。1月に移植し、4月には自生状況の観察を行っている。育てた苗の鉢植えを地元の商店街に児童が寄贈することもあるといい、「植物や自然の大切さを学ぶだけでなく、地域と交流する機会にもなり、子どもたちにとって良い経験ができている」と鈴木校長。

 学習指導要領の変化等に伴い、今年から実施学年を5、6年生から2、3年生に変更。自然学習や社会科などのカリキュラムとうまく連動させて、より持続可能な体制とするのが狙いという。「地元住民の方々も、毎年サクラソウの開花を楽しみにしてくれている。今後も、地道に着実に活動を続けていきたい」

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