港北区は3月31日、区民を対象としたラグビーに関する調査の結果を発表。昨年のW杯(ワールドカップ)開催前後での意識の比較では、競技全般への関心が高まっていることが分かった。区は、調査結果を今後の事業実施に活かす考え。
新横浜の横浜国際総合競技場も舞台となったラグビーW杯。今調査は、その開催前後における区内の小学生や保護者の意識の変化を把握し、今年度以降の事業実施に役立てるのが狙い。
対象は区在住の2007年4月2日〜13年4月1日生まれの子を持つ保護者。有効回答数は大会前後でそれぞれ179件、403件。大会前の第1回調査は2019年8月、大会後の第2回調査は12月に実施された。
大会の認知度については、開催前の89%に対し開催後は98%と向上。授業でタグラグビーが始まる小学3年生以上の子を持つ保護者の認知度アップが際立った。
試合観戦については、現地観戦を予定していた人が4%、そして実際に現地観戦した人は5%と微増に留まった。これは大会開始後のチケット入手が困難だったためと、区では分析している。
約9割がテレビ観戦
一方、試合会場以外で外出して観戦する予定を立てていた人は約2%だったが、実際に観戦した人は14%。さらに、39%がテレビ観戦を予定していたが、実際に視聴した人は89%と、日本代表や大会が、大きな関心を引きつけたことが読み取れる。観戦場所は、スポーツバー等の飲食店が35%で最多。友人宅等を含む個人宅31%、横浜臨港パークのファンゾーン29%と続く。他自治体を加えるとファンゾーンが38%で最も多かった。
開催前の観戦するきっかけについての問いでは、「記念に見てみたい」という保護者が6割以上。観戦後の感想は「面白かった」81%、「今後も観戦したい」64%が上位だった反面、「自分の子にやらせてみたい」は12%、「自分でもやってみたい」は1%にとどまった。自由回答では「痛そう」「危険なスポーツ」といった声があがり、観戦を通じて「激しいスポーツ」との印象を持ったことが結果に表れたようだ。
「港北への親しみに」
タグラグビーの認知度調査では、「知っている」と答えた小学生は大会前から19%アップし60%に。大学ラグビー部員が小学校に出向き、タグラグビーの授業をサポートする区と区体育協会の取組み等を通じ、競技に触れる機会が創出されたためと考えられる。
港北区役所地域振興課課長補佐の田邊俊一さんは、ワールドカップの盛り上がりにより関心が高まったとし、「(新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から)状況を見極めながら、これからも区と関連団体が連携して区民らがラグビー、タグラグビーに触れる機会の提供を継続することで、多くの人に地元港北に親しみを持ってもらえたら」と話している。
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