港北消防署長に就任した 吉田 崇さん 港北区在勤 57歳
”ワンチーム”で安全にトライ
○…３月末に署長に就任。初めて赴任した港北の地は、「人気で住みやすい街というイメージ。日産スタジアムや横浜アリーナなどもあり、多くの人が集まる重要なエリア」。約35万の人口を誇る新天地での職務に「身の引き締まる思い」と責任感を口にする。
○…「消防車や制服に憧れて」と消防士を志した。全寮制の消防学校では同期と共に訓練の日々。「一番大切なチームワークを改めて学んだ」という苦楽を共にした仲間とは、現在も送別会を開くなど親交は続く。旭消防署での隊員として第一歩を踏み出し、消防局予防課では全国に先駆けて一般家庭への火災報知器普及に尽力。消防団課長としては消防団への入団促進にも努めた。「大規模災害時には、消防団の力が必要。署と団が一丸となって区民の暮らしを守っていけるように」
○…出身は北海道。中学生時代は流行りのビートルズに影響され、友人とロックバンドを結成した。高校では陸上部に入部。「強い部ではなかったけど、その分校内の運動会では、目立てるチャンスと息巻いていたよ」とはにかむ。現在の趣味はバイク。２児の子育てがひと段落した約８年前、「上司の話を聞き自分もぜひ」と免許を取得。休日はツーリング仲間と山梨や長野へ愛車を走らせる。「ワインディングロードを走る爽快感は堪らない。雄大な自然に囲まれると、喧騒を忘れてリフレッシュできる」と笑顔を見せる。
○…目指す署の姿は”ワンチーム”。「最近はよく聞く言葉だが、消防で大切なことが詰まっている」。２００人以上の署員を束ねるリーダーとして「課の垣根を超え一体感のある職場に。区民の安全・安心を支えいていきたい」とアクセル全開で突き進んでいく。
港北区版の人物風土記最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
