市民団体「高田の丘美化活動推進連絡会」(古田邦夫会長)はこのほど、高田町内の花壇に約500本のひまわりを植苗した。古田会長は「散歩などで訪れる人も多いエリア。景観を守るとともに、彩りと元気を地域に届けられれば」と活動への想いを口にする。
発足から18年を迎える同会。古田会長を中心に、ハマロードサポーターも務める神谷文男さん、関口正徳さん、蛯沢ミサ子さんの地元有志4人で活動を行ってきた。町内の畑の法面を活用した花壇づくりを行い、現在ではその数は10に達する。今回苗植えを行ったのは、関口さんの管理する「松山花壇」。ひまわりの植苗の始まりは昨年。横浜市緑の協会から種の提供を受け植えたところ、住民や近隣の老人ホームの利用者らから好評を博したという。今年は、育てた花から得た種をもとに、昨年を上回る約500本の苗を植え付けた。「人だけでなく鳥からも人気で、インコに種を食べられてしまいそうで焦ったよ」と関口さんは苦笑しながら話す。
キレイな町に
同会では、花壇整備と並行して、街の清掃にも力を入れてきた。「一つでもゴミがあると捨てやすくなってしまう。逆にゴミがなくキレイな花があると、ゴミを捨てにくい空間になると思う」と古田会長。散歩ルートとして利用されることも多いエリアだけに、「季節の花々を見ながら気持ちよく町を歩いてもらえるように。今後も活動を継続していきたい」と言葉に力を込める。
今回植えられたひまわりは、7月末ごろに見頃を迎える予定という。今年は、毎春恒例の港北オープンガーデンが、新型コロナウイルスの影響で中止になったこともあり、「その分も夏に楽しんでもらえれば。一面に花が咲いた花壇を見られる日が待ち遠しい」とメンバーは笑顔を見せた。
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