神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2020年9月17日 エリアトップへ

横浜市 町内会のICT支援へ コロナ対策で予算計上

社会

公開:2020年9月17日

  • LINE
  • hatena
オンライン会議のイメージ
オンライン会議のイメージ

 コロナ禍で自治会や町内会の活動が自粛、縮小される中、感染症対策と住民活動を両立させるため、オンライン会議やSNSなどのICT(情報通信技術)を活用した取組みが注目されている。横浜市は、9月の補正予算に「自治会町内会新しい活動スタイル応援事業」を盛り込み、ICTを活用した住民活動の支援に乗り出す。

導入きっかけの場

 横浜市は新型コロナウイルス感染症対策として補正予算案に169億円を計上し、同事業(7600万円)を盛り込んだ。自治会町内会の新しい活動スタイルを支援することが目的。今年11月から来年3月までの期間、市内の地区連合町内会(全253団体)を対象に専門家らによる出張講座・相談を実施する。

 9月中に市と協働で事業を行う民間事業者を募集し、10月に参加する自治会町内会を募る計画。日ごろICTに触れない自治会町内会の役員らにもオンライン会議やSNSなど活用例などを紹介しながら実際に体験してもらい、導入のきっかけづくりにしたい考え。

「高齢者は難しい」

 横浜市町内会連合会の藤田誠治副会長(港南区)によると、活動の現状は「全く活動していないか、制限して少しずつ始めたかのどちらか」という。ICTの活用は「スマホやタブレットを使うのは高齢の役員にとって難しい面もあり、抵抗もある。次世代を考えると取り組まなければいけない課題」と話す。

慣れでスムーズ導入

 「顔が見える形で話し合うことができるのが最高にいい」。そう話すのは港南区の吉原南町内会の佐藤正市会長。同町内会では5月からICTの活用としてオンライン上の会議システムを導入。IT企業に勤める役員がいたためスムーズに運用でき、月に1度、オンライン会議を行っている。

 保土ケ谷区の常盤台地区連合町内会や中区の仲尾台・豆口台でもオンライン会議を実施した。

 市の担当者は「できる人がいないときっかけがない。地域の絆、つながりを補完する機能の一つとしてICTが活用されるといい」と話す。

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

過去最多の138会場

港北オープンガーデン

過去最多の138会場

ミズキーとの写真撮影も

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook