港北区では6月〜7月に区民の地域活動調査を実施し、10月9日に結果を公表した。それによると、近所や公園等での交流、あいさつが頻繁になるなど、対面でのつながりによる安心感についての回答が多く、コロナ禍での生活が地域のつながりの重要性を再認識する機会となっている状況が伺えた。
港北区では現在、区地域福祉保健計画・ひっとプラン港北の第4期(2021年度〜25年度)計画の策定を進めている。調査は、同計画の策定にあたり、新型コロナウイルスにより大きな影響を受けた地域のつながりや活動の現状、街とのつながり等を把握しようと実施された。調査の実施においては、子育て分野等で活動するNPO法人びーのびーのの協力を得たほか、社会保険労務士や介護職員、企業役員らの意見も取り入れた。
調査はインターネットによるアンケート形式で行われ、期間は6月15日〜7月26日。チラシや区ホームページ、SNS等で広報した結果、362通の回答が寄せられ、数人を除き港北区民だったという。
問いかけは▼地域活動経験の有無▼コロナ禍での活動の工夫▼興味・関心のある活動▼近隣との交流状況――など。結果からは「立ち話、近所、公園などでの交流、あいさつが頻繁になった」「(子どもの)一時預かりが閉鎖になった際、近所の方が快く預かってくれた。互いに助け合える関係があるのは心強い」「あいさつ程度で十分だが、お困りの方がいたら助けたい」など、地域のつながりを重視する姿勢が伺えた。
一方、地域イベントの中止により困ったり、寂しさを感じたりしている人が多く、地域のつながりづくりの場として、地域活動が担っている役割の大きさを示す結果となった。活動への関心があるのは30歳代が突出しており、40歳代、50歳代と続いた。また、関心のある活動の問いでは、30〜50歳代が「運動」「趣味」「祭」「防犯・防災」「美化・清掃」「子どもとの交流」「高齢者・障害者の活動への参加」など、幅広いジャンルを挙げた。
港北区福祉保健課事業企画担当係長の秋山直之さんは「地域のつながりの重要性を再認識している人が多く、地域活動への関心も高いことが分かった。(調査結果を踏まえ)ウィズコロナと言われる中、どのように計画を進めていくか考えていきたい」と話す。
なお、ひっとプラン港北の第4期計画の策定時期について、当初は来年3月ころを見込んでいたが、コロナ禍の影響により来夏を目指すという。
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