8月末から行われていた師岡熊野神社(石川正人宮司)にある「の」の池=左写真=の工事がこのほど完了し、こんこんと湧き出る清水が訪れる人たちを癒している。
「の」の池は、本殿に向かって左奥、昨年竣工した庭園、令和神苑の近くにある。令和神苑内の臥龍の瀬には、同神社一帯に広がる熊野市民の森の地下からくみ上げた水が流れており、「の」の池にもこの豊富な湧き水が引き込まれている。
神社草創の地
同神社によると、「の」の池は神社草創の地。この池の水は禅定水と呼ばれ、どんな干天でも涸れることがなく、大雨でも水があふれることもないといわれている。南北朝期の落雷による火災で社殿が消失した際、神宝・神体等をこの池に投げ入れ焼失を免れたと伝わるという。
また、毎年、1月14日の年占行事、筒粥神事は、この池の水を使って執り行われる。
同神社の権祢宜、小清水彩乃さんの話では、「の」の池は以前より広くなり、散歩がてら訪れた人の多くが池の前で足を止めるようになった。毎日のように参拝する人の姿もあるという。小清水さんは「『の』の池は、当神社にとって大切な場所。より多くの方に親しんでいただけたら」と話している。
PCジャングル本店だからできる中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews |
|
<PR>
港北区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|