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港北区版 公開:2020年12月3日 エリアトップへ

港北・神奈川の14園 保育士確保に紹介冊子 学生向けに1千部発行

社会

公開:2020年12月3日

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冊子を手にする稲垣理事長
冊子を手にする稲垣理事長

 保育士不足に悩む、中・小規模私立保育園の人材確保の一助に―。港北区・神奈川区で私立保育園を運営する園長有志が先月、保育士を目指す学生向けに各園の紹介冊子を発行した。発行部数は一千部で、すでに県内・県外の保育士養成校等に配布。編集の中心を担った(社福)徳風会の理事長・稲垣智之さんは「就活中の学生たちの園見学や職場選びの一助になれば」と意気込む。

 保育園にとって昨今、重要な課題が人材確保。「特に、中・小規模の私立園では、どこも頭の痛い問題。思いついたのが、就活学生向けに保育園を紹介する手づくりの情報冊子だった」と稲垣さん。子どもの幼稚園・保育園選びの情報誌からヒントを得た一方、以前保育士養成校の教師から「人見知りの学生が多く、いきなり見学に行くのがハードルが高い」と聞いていたことからも、職員らの人柄や園の雰囲気が伝わるような、温かみのある情報発信をしたかったという。インターネット情報重視への懐疑もあり「園見学に勝る情報収集はない」とも。数年前から構想はあったが、人材獲得の競争相手となる他園との協力が必要だっため、これまで実現には至らなかった。

今年ならできるかも

 ところが今年のコロナ禍で状況が一変。保育実習がずれ込み、保育士を目指す学生らの就活が夏になっても本格化していない状況を目の当たりにし、冊子作成に動き出した。8月頃から近隣の私立園に打診、パソコンで基本的なフォーマットを作成し、情報と写真提供を依頼した。近隣保育園の賛同を受け、集まった情報は最終的に14施設。編集、印刷依頼まで稲垣さんが引き受けた。「とにかく一度やってみよう、と。周囲の人は本当にやると思ってなかったみたいで驚いていた。チャレンジが好きなので」とにっこり。内容調整が大変だったが、できれば継続して発行していきたい、と”次”を見据える。なお、掲載内容は、【1】園の概要【2】こんな人を求めています【3】園の基本情報【4】ここがうちの良いところ【5】園長先生はこんな人、など。基本給や休日なども記載されている。入手希望者は、同法人(めぐみ保育園)【電話】045・590・0590へ。

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