県政報告 ㉚ 間もなく開花の季節、県のコロナ対策最前線 県議会議員 武田しょう
一年前に新型コロナウイルス感染症が猛威をふるいはじめて以来、神奈川県議会において行政の対策について様々な提言を行って参りました。
高齢者施設における「面会ガイドライン」の作成、コロナ感染者の専用病床確保を目的とした、容態回復患者の転院搬送(下り搬送)など多岐にわたります。
そして、県民の皆様がPCRなどの検査をすみやかに行うことができる環境を作るべく議論を重ねてきました。まず、高齢者入所施設や障碍者入所施設で働いている方々に対し、今月中旬から2週間に1回、3月下旬までに計3回の検査ができるようになります。今後は、デイサービスや訪問サービス事業所、保育園等、すべての福祉施設で働いている方々が、希望に応じてPCR検査等を受けられる環境の構築を進めてまいりたいと考えています。
昨年「軽度認知障害」についての提言をタウンニュース掲載いただいた際、地域の皆さまからも大きな反響をいただきました。
新型コロナに感染し、入院生活を余儀なくされた方などのリハビリ支援態勢は早期の確立が必要不可欠です。そして、高齢者入所施設などでは、利用者の方々がコロナ禍で外部との接触が絶たれ、刺激が不足しがちになることで認知症状が進行している方も多いと聞きます。
また、緊急事態宣言下においては、従来自治会で開催されていた老人会や婦人会など、高齢者の方が集まれる機会や行事が開催できず、認知機能の低下に対する懸念から早期の再開を求める要望も聞こえてきます。
県民の皆様のご協力のお陰で、コロナ感染者数は一定数まで減少し、優先的に医療従事者へワクチン接種も始まりました。「春は間もなくやってくる」、皆さまとともに開花の季節を迎えられるよう、私も最新の情報提供を日々心がけて参ります。
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