障害の有無を問わず、ともに楽しむ｢ツナガリウォーク｣
４月28日、山下公園
4月16日
児童たちが制作した店舗のポスターやクーポン券
「自分たちの住むまちのために何かできないか」と、日吉台小学校（玉置恭美校長／日吉本町）の3年生約100人が2月、地元商店の販促ポスターなどを制作した。
児童たちは3クラスごとに分かれ、和食店、カフェ、寿司店などを訪問した。店主から店の現状や困っていることを聞き出し、持ち帰った内容をもとに「お客さんを増やすためにはどうしたらいいか」と思案。店の魅力を伝えるポスターを制作したほか、店側に許可を取ってクーポン券を制作したクラス、制作したポスターを校門前で配布したクラスもあった。
児童から制作物を受け取った和食店「遊ZENたつ吉」の島名貴子代表取締役は「スタッフ一同本当に嬉しく、励みになった」と笑顔で語り、後日児童たちに感謝状を贈呈した。感謝状を受け取った児童の1人は「自分たちのしたことが形になって、喜んでもらえて嬉しい」と語った。制作物は現在、同店内に飾っている。
取組みは総合の授業の一環。例年は同校がある日吉地区周辺の「まち探検」を通して、郷土への理解を深めていたが、今年はコロナ禍でまち探検が中止になった。「無償で子どもたちの登下校を見守ってくださったりと、地元の方々に多々支えられてきた。まちとのつながりを絶やさず、何か恩返しができないか」と考えていた玉置校長。同校が主催する懇話会に地元商店会のメンバーが参加していたことを機に、玉置校長が「まちのために何かできないか」と相談したところ、日吉周辺の商店主と同校をつなげてくれたという。
玉置校長は「地域に何ができるか自分たちで考え、協力しながら実行にまで移せた。感謝状まで頂いたお店もあり、誰かのために行動するという喜びも知れたのでは」と目を細めた。
店舗の現状をヒアリングする児童ら
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遊ZENたつ吉の感謝状
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